【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR総武本線 (千葉駅～銚子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -45.4％( -6.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 53 件(１年前(2024年)に比べて -89.8％( -466件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 95.0 坪 (昨年 109.7 坪から -13.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。榎戸駅、日向駅、成東駅、横芝駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは松尾駅で昨年に比べ +169.5 ％、坪単価は 4.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(松尾駅、佐倉駅)は +137.7 ％(坪単価 +9.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(旭駅、干潟駅)は -53.8 ％(坪単価 -3.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 31.2 分 → 2025年 26.8 分、-14.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.4 ％ → 2025年 3.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 4.2 ％ → 2025年 3.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -15.5％( -6.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -98.3％( -57件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった松岸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -41.6％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR総武本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 千葉駅 | 36.1万/坪 (16.6坪) | 42.7万/坪 (96.8坪) | 64.3万/坪 (78.9坪) |
| 東千葉駅 | - | 51.5万/坪 (72.2坪) | 63.4万/坪 (70.1坪) |
| 都賀駅 | 27.3万/坪 (48.0坪) | 33.5万/坪 (83.3坪) | 39.9万/坪 (113坪) |
| 四街道駅 | 20.0万/坪 (104坪) | 30.1万/坪 (77.1坪) | 26.8万/坪 (90.4坪) |
| 物井駅 | - | 27.2万/坪 (89.1坪) | 16.2万/坪 (205坪) |
| 佐倉駅 | 30.4万/坪 (24.2坪) | 14.8万/坪 (130坪) | 16.3万/坪 (111坪) |
| 南酒々井駅 | - | - | 8.7万/坪 (54.8坪) |
| 榎戸駅 | 5.0万/坪 (61.3坪) | 3.4万/坪 (83.3坪) | 4.0万/坪 (67.9坪) |
| 八街駅 | 4.5万/坪 (93.6坪) | 4.2万/坪 (128坪) | 5.2万/坪 (120坪) |
| 日向駅 | 3.3万/坪 (46.1坪) | 2.5万/坪 (97.3坪) | 2.8万/坪 (85.6坪) |
| 成東駅 | 8.1万/坪 (172坪) | 4.2万/坪 (139坪) | 2.4万/坪 (109坪) |
| 松尾駅 | 4.7万/坪 (135坪) | 1.8万/坪 (155坪) | 3.5万/坪 (92.8坪) |
| 横芝駅 | 5.0万/坪 (247坪) | 2.6万/坪 (123坪) | 2.3万/坪 (150坪) |
| 飯倉駅 | 5.3万/坪 (81.7坪) | 9.4万/坪 (72.6坪) | 3.5万/坪 (81.7坪) |
| 八日市場駅 | 5.4万/坪 (194坪) | 5.4万/坪 (125坪) | 9.0万/坪 (147坪) |
| 干潟駅 | 3.0万/坪 (84.2坪) | 6.2万/坪 (104坪) | 4.5万/坪 (116坪) |
| 旭駅 | 3.4万/坪 (101坪) | 7.6万/坪 (107坪) | 6.2万/坪 (119坪) |
| 飯岡駅 | 2.2万/坪 (299坪) | 2.6万/坪 (118坪) | 4.2万/坪 (131坪) |
| 倉橋駅 | - | - | 0.5万/坪 (333坪) |
| 猿田駅 | - | - | 0.07万/坪 (45.4坪) |
| 松岸駅 | 1.8万/坪 (53.9坪) | 3.1万/坪 (245坪) | 5.9万/坪 (126坪) |
| 銚子駅 | 2.8万/坪 (39.8坪) | 4.8万/坪 (113坪) | 6.1万/坪 (81.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
松尾駅 4.7 万/坪(昨年同期比 +169.5 ％)
松尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +169.5％( +3.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -78.9％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 135.1 坪 (昨年 155.3 坪から -13.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 55.5 分 → 2025年 13.2 分、-76.1 ％と大きく減少)
佐倉駅 30.4 万/坪(昨年同期比 +105.9 ％)
佐倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.4万円/坪(9.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +105.9％( +15.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 129.9 坪から -81.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 28.9 分 → 2025年 3.0 分、-89.6 ％と大きく減少)
旭駅 3.4 万/坪(昨年同期比 -55.7 ％)
旭駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.4万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -55.7％( -4.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -94.1％( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 106.6 坪から -5.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 19.4 分 → 2025年 22.5 分、+15.7 ％と増加)
干潟駅 3.0 万/坪(昨年同期比 -51.9 ％)
干潟駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -51.9％( -3.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.2 坪 (昨年 104.3 坪から -19.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 21.6 分 → 2025年 26.0 分、+20.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示