【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期のJR総武本線 (千葉駅～銚子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.6万円/坪(5.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +26.8％( +4.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 117 件(１年前(2024年)に比べて -78.0％( -415件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 94.9 坪 (昨年 111.2 坪から -14.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。千葉駅、佐倉駅、榎戸駅、日向駅、成東駅、八日市場駅、飯岡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは松尾駅で昨年に比べ +169.5 ％、坪単価は 4.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(松尾駅、飯岡駅)は +132.4 ％(坪単価 +2.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(銚子駅、飯倉駅)は -53.4 ％(坪単価 -3.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 31.6 分 → 2025年 26.4 分、-16.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.4 ％ → 2025年 3.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 4.3 ％ → 2025年 2.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.8万円/坪(22.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +70.6％( +30.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -45件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった銚子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -62.9％( -3.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -82.8％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR総武本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 千葉駅 | 72.8万/坪 (70.3坪) | 42.7万/坪 (96.4坪) | 64.3万/坪 (78.9坪) |
| 東千葉駅 | 36.7万/坪 (109坪) | 51.5万/坪 (72.2坪) | 63.4万/坪 (70.1坪) |
| 都賀駅 | 37.8万/坪 (58.4坪) | 35.1万/坪 (85.4坪) | 39.9万/坪 (113坪) |
| 四街道駅 | 18.3万/坪 (122坪) | 30.7万/坪 (76.2坪) | 26.8万/坪 (90.4坪) |
| 物井駅 | 17.5万/坪 (51.4坪) | 27.2万/坪 (89.1坪) | 16.2万/坪 (205坪) |
| 佐倉駅 | 24.5万/坪 (93.8坪) | 14.8万/坪 (130坪) | 16.3万/坪 (111坪) |
| 南酒々井駅 | - | - | 8.7万/坪 (54.8坪) |
| 榎戸駅 | 5.0万/坪 (61.3坪) | 3.4万/坪 (83.3坪) | 4.0万/坪 (67.9坪) |
| 八街駅 | 4.5万/坪 (93.6坪) | 4.2万/坪 (128坪) | 5.2万/坪 (120坪) |
| 日向駅 | 3.3万/坪 (46.1坪) | 2.5万/坪 (97.3坪) | 2.8万/坪 (85.6坪) |
| 成東駅 | 8.1万/坪 (172坪) | 4.2万/坪 (139坪) | 2.4万/坪 (109坪) |
| 松尾駅 | 4.7万/坪 (135坪) | 1.8万/坪 (155坪) | 3.5万/坪 (92.8坪) |
| 横芝駅 | 3.1万/坪 (119坪) | 2.6万/坪 (128坪) | 2.3万/坪 (150坪) |
| 飯倉駅 | 5.3万/坪 (81.7坪) | 9.4万/坪 (72.6坪) | 3.5万/坪 (81.7坪) |
| 八日市場駅 | 5.0万/坪 (130坪) | 4.0万/坪 (203坪) | 9.0万/坪 (147坪) |
| 干潟駅 | 4.6万/坪 (117坪) | 5.9万/坪 (103坪) | 4.5万/坪 (116坪) |
| 旭駅 | 4.5万/坪 (97.6坪) | 7.6万/坪 (107坪) | 6.2万/坪 (119坪) |
| 飯岡駅 | 5.2万/坪 (182坪) | 2.6万/坪 (118坪) | 4.2万/坪 (131坪) |
| 倉橋駅 | - | - | 0.5万/坪 (333坪) |
| 猿田駅 | - | - | 0.07万/坪 (45.4坪) |
| 松岸駅 | 1.8万/坪 (53.9坪) | 3.1万/坪 (245坪) | 5.9万/坪 (126坪) |
| 銚子駅 | 1.8万/坪 (53.2坪) | 4.8万/坪 (113坪) | 6.1万/坪 (81.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
松尾駅 4.7 万/坪(昨年同期比 +169.5 ％)
松尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +169.5％( +3.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -78.9％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 135.1 坪 (昨年 155.3 坪から -13.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 55.5 分 → 2025年 13.2 分、-76.1 ％と大きく減少)
飯岡駅 5.2 万/坪(昨年同期比 +95.2 ％)
飯岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +95.2％( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -81.2％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 181.5 坪 (昨年 117.8 坪から +54.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 30.6 分 → 2025年 16.7 分、-45.6 ％と大きく減少)
銚子駅 1.8 万/坪(昨年同期比 -62.9 ％)
銚子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -62.9％( -3.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -82.8％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 53.2 坪 (昨年 113.0 坪から -52.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 24.4 分 → 2025年 41.4 分、+69.3 ％と大きく増加)
飯倉駅 5.3 万/坪(昨年同期比 -43.8 ％)
飯倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -43.8％( -4.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 72.6 坪から +12.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.0 分 → 2025年 18.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示