【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期の東武野田線 (川間駅～船橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.2万円/坪(17.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +21.6％( +10.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 123 件(１年前(2024年)に比べて -72.3％( -321件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 76.5 坪 (昨年 81.0 坪から -5.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。清水公園駅、初石駅、流山おおたかの森駅、増尾駅、塚田駅、船橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは初石駅で昨年に比べ +57.2 ％、坪単価は 81.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(初石駅、流山おおたかの森駅)は +56.5 ％(坪単価 +47.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(逆井駅、鎌ケ谷駅)は -52.0 ％(坪単価 -17.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.9 ％ → 2025年 6.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 16.4 分 → 2025年 18.3 分、+11.8 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった流山おおたかの森駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +55.9％( +64.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -57.1％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった逆井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -64.3％( -17.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -69.2％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武野田線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川間駅 | 10.3万/坪 (73.7坪) | 13.4万/坪 (99.5坪) | 14.8万/坪 (122坪) |
| 七光台駅 | 25.3万/坪 (44.9坪) | 21.2万/坪 (250坪) | 14.7万/坪 (393坪) |
| 清水公園駅 | 20.7万/坪 (48.4坪) | 15.0万/坪 (191坪) | 19.1万/坪 (125坪) |
| 愛宕駅 | 22.0万/坪 (199坪) | 20.6万/坪 (83.7坪) | 19.2万/坪 (132坪) |
| 野田市駅 | 13.7万/坪 (52.4坪) | 15.5万/坪 (113坪) | 15.7万/坪 (115坪) |
| 梅郷駅 | 21.4万/坪 (51.4坪) | 26.7万/坪 (69.3坪) | 18.7万/坪 (118坪) |
| 運河駅 | 26.5万/坪 (40.8坪) | 29.7万/坪 (106坪) | 30.7万/坪 (90.5坪) |
| 江戸川台駅 | 50.2万/坪 (134坪) | 48.8万/坪 (67.4坪) | 44.0万/坪 (74.3坪) |
| 初石駅 | 81.2万/坪 (86.2坪) | 51.7万/坪 (90.1坪) | 61.5万/坪 (92.3坪) |
| 流山おおたかの森駅 | 179万/坪 (53.9坪) | 115万/坪 (52.5坪) | 126万/坪 (74.6坪) |
| 豊四季駅 | 37.8万/坪 (66.6坪) | 47.4万/坪 (77.8坪) | 58.7万/坪 (95.1坪) |
| 柏駅 | 74.2万/坪 (58.4坪) | 64.5万/坪 (79.9坪) | 61.8万/坪 (72.2坪) |
| 新柏駅 | - | 52.6万/坪 (42.7坪) | 52.9万/坪 (36.8坪) |
| 増尾駅 | 55.4万/坪 (45.9坪) | 40.1万/坪 (80.0坪) | 38.4万/坪 (86.6坪) |
| 逆井駅 | 9.7万/坪 (48.0坪) | 27.1万/坪 (85.2坪) | 32.7万/坪 (54.2坪) |
| 高柳駅 | 21.1万/坪 (88.6坪) | 28.7万/坪 (92.0坪) | 38.9万/坪 (58.3坪) |
| 六実駅 | 28.2万/坪 (41.8坪) | 41.4万/坪 (75.6坪) | 29.7万/坪 (50.5坪) |
| 新鎌ケ谷駅 | - | 95.0万/坪 (85.7坪) | 47.5万/坪 (90.1坪) |
| 鎌ケ谷駅 | 25.8万/坪 (54.2坪) | 42.8万/坪 (46.3坪) | 38.6万/坪 (77.7坪) |
| 馬込沢駅 | 31.8万/坪 (163坪) | 33.9万/坪 (61.7坪) | 32.6万/坪 (46.8坪) |
| 塚田駅 | 84.5万/坪 (37.4坪) | 68.8万/坪 (63.9坪) | 73.2万/坪 (56.2坪) |
| 新船橋駅 | 122万/坪 (36.3坪) | 110万/坪 (35.0坪) | 76.0万/坪 (30.3坪) |
| 船橋駅 | 144万/坪 (66.4坪) | 106万/坪 (65.5坪) | 87.9万/坪 (61.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
初石駅 81.2 万/坪(昨年同期比 +57.2 ％)
初石駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.2万円/坪(24.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +57.2％( +29.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2024年)に比べて -68.0％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 86.2 坪 (昨年 90.1 坪から -4.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.3 分 → 2025年 12.0 分、-21.7 ％と大きく減少)
流山おおたかの森駅 179.5 万/坪(昨年同期比 +55.9 ％)
流山おおたかの森駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +55.9％( +64.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -57.1％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 52.5 坪から +2.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.4 分 → 2025年 10.2 分、-33.8 ％と大きく減少)
逆井駅 9.7 万/坪(昨年同期比 -64.3 ％)
逆井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -64.3％( -17.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -69.2％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 48.0 坪 (昨年 85.2 坪から -43.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 16.3 分 → 2025年 11.5 分、-29.5 ％と大きく減少)
鎌ケ谷駅 25.8 万/坪(昨年同期比 -39.7 ％)
鎌ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.8万円/坪(7.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -39.7％( -17.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -12.5％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 54.2 坪 (昨年 46.3 坪から +17.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.9 分 → 2025年 9.7 分、-24.5 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示