この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期のつくばエクスプレス線 (南流山駅～柏たなか駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.6万円/坪(23.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +9.6％( +6.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 22 件(１年前(2023年)に比べて +29.4％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 91.9 坪から -30.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。柏の葉キャンパス駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは柏の葉キャンパス駅で昨年に比べ +89.7 ％、坪単価は 71.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(柏の葉キャンパス駅)は +89.7 ％(坪単価 +33.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(流山おおたかの森駅)は -29.4 ％(坪単価 -47.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.1 分 → 2024年 17.4 分、+23.5 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった流山おおたかの森駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -29.4％( -47.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった柏たなか駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.7万円/坪(12.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -12.6％( -5.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| つくばエクスプレス線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 南流山駅 | 76.8万/坪 (59.9坪) | 75.7万/坪 (84.5坪) | 81.5万/坪 (60.1坪) |
| 流山セントラルパーク駅 | 50.9万/坪 (56.0坪) | 52.1万/坪 (41.6坪) | 75.0万/坪 (101坪) |
| 流山おおたかの森駅 | 114万/坪 (48.1坪) | 162万/坪 (107坪) | 92.5万/坪 (79.2坪) |
| 柏の葉キャンパス駅 | 71.2万/坪 (81.9坪) | 37.5万/坪 (154坪) | 42.5万/坪 (190坪) |
| 柏たなか駅 | 40.7万/坪 (78.7坪) | 46.6万/坪 (91.5坪) | 55.9万/坪 (136坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
柏の葉キャンパス駅 71.2 万/坪(昨年同期比 +89.7 ％)
柏の葉キャンパス駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.2万円/坪(21.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +89.7％( +33.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 81.9 坪 (昨年 154.3 坪から -46.9 ％減)。
流山おおたかの森駅 114.2 万/坪(昨年同期比 -29.4 ％)
流山おおたかの森駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -29.4％( -47.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 48.1 坪 (昨年 106.6 坪から -54.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.5 分 → 2024年 16.0 分、+39.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示