この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期のつくばエクスプレス線 (南流山駅~柏たなか駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.2万円/坪(25.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +50.6%( +28.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(1年前(2023年)に比べて +26.1%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 69.9 坪 (昨年 139.4 坪から -49.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。流山セントラルパーク駅、柏の葉キャンパス駅、柏たなか駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは柏の葉キャンパス駅で昨年に比べ +97.5 %、坪単価は 105 万円/坪となった。
上位 1 駅(柏の葉キャンパス駅)は +97.5 %(坪単価 +51.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(流山おおたかの森駅)は -26.1 %(坪単価 -34.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.6 分 → 2024年 13.4 分、-23.6 %と大きく減少)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった柏の葉キャンパス駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +97.5%( +51.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -37.5%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった流山セントラルパーク駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.9万円/坪(17.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +97.1%( +28.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -57.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
つくばエクスプレス線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
南流山駅 | 93.3万/坪 (69.7坪) | 80.3万/坪 (63.0坪) | 74.6万/坪 (169坪) |
流山セントラルパーク駅 | 56.9万/坪 (82.2坪) | 28.9万/坪 (189坪) | 55.9万/坪 (60.9坪) |
流山おおたかの森駅 | 97.7万/坪 (55.6坪) | 132万/坪 (37.8坪) | 105万/坪 (58.0坪) |
柏の葉キャンパス駅 | 105万/坪 (74.1坪) | 53.2万/坪 (138坪) | 75.4万/坪 (57.7坪) |
柏たなか駅 | 59.8万/坪 (70.8坪) | 41.3万/坪 (363坪) | 42.7万/坪 (65.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
柏の葉キャンパス駅 105.1 万/坪(昨年同期比 +97.5 %)
柏の葉キャンパス駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +97.5%( +51.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -37.5%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 138.1 坪から -46.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.5 分 → 2024年 11.4 分、-38.4 %と大きく減少)
流山おおたかの森駅 97.7 万/坪(昨年同期比 -26.1 %)
流山おおたかの森駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.7万円/坪(29.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -26.1%( -34.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 55.6 坪 (昨年 37.8 坪から +47.0 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.0 分 → 2024年 15.8 分、+96.9 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示