
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年10月〜12月期の阪神なんば線 (尼崎駅~大物駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.8万円/坪(22.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -20.2%( -18.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて +66.7%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 54.6 坪 (昨年 125.5 坪から -56.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。尼崎駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは大物駅で昨年に比べ -27.7 %、坪単価は 61.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(尼崎駅)は -15.1 %(坪単価 -13.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大物駅)は -27.7 %(坪単価 -23.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 11.5 分 → 2024年 13.7 分、+19.1 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 20.0 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった尼崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.6万円/坪(23.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -15.1%( -13.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大物駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.0万円/坪(18.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -27.7%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
阪神なんば線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
尼崎駅 | 78.6万/坪 (64.0坪) | 92.5万/坪 (145坪) | 121万/坪 (102坪) |
大物駅 | 61.0万/坪 (35.8坪) | 84.5万/坪 (27.2坪) | 59.2万/坪 (47.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
尼崎駅 78.6 万/坪(昨年同期比 -15.1 %)
尼崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.6万円/坪(23.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -15.1%( -13.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 64.0 坪 (昨年 145.2 坪から -55.9 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.2 分 → 2024年 17.3 分、+31.0 %と大きく増加)
大物駅 61.0 万/坪(昨年同期比 -27.7 %)
大物駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.0万円/坪(18.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -27.7%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 35.8 坪 (昨年 27.2 坪から +31.5 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.0 分 → 2024年 5.3 分、+77.8 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示