【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期の阪急今津線 (宝塚駅～今津駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +12.9％( +12.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 32 件(１年前(2024年)に比べて -72.4％( -84件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 57.0 坪 (昨年 66.0 坪から -13.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。宝塚南口駅、小林駅、甲東園駅、門戸厄神駅、阪神国道駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小林駅で昨年に比べ +89.0 ％、坪単価は 136 万円/坪となった。
上位 2 駅(小林駅、阪神国道駅)は +79.6 ％(坪単価 +71.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(今津駅、仁川駅)は -42.2 ％(坪単価 -48.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.6 ％ → 2025年 3.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.7 ％ → 2025年 9.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった阪神国道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 191万円/坪(57.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +70.2％( +78.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった今津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.5万円/坪(13.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -64.5％( -82.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 阪急今津線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 宝塚駅 | - | 49.3万/坪 (60.1坪) | 55.5万/坪 (52.0坪) |
| 宝塚南口駅 | 113万/坪 (66.6坪) | 75.5万/坪 (71.5坪) | 64.7万/坪 (70.4坪) |
| 逆瀬川駅 | 52.5万/坪 (46.3坪) | 61.9万/坪 (66.8坪) | 57.5万/坪 (69.7坪) |
| 小林駅 | 136万/坪 (49.0坪) | 71.8万/坪 (59.6坪) | 60.3万/坪 (93.0坪) |
| 仁川駅 | 60.7万/坪 (73.7坪) | 75.8万/坪 (84.2坪) | 88.3万/坪 (68.3坪) |
| 甲東園駅 | 141万/坪 (97.8坪) | 110万/坪 (69.9坪) | 99.8万/坪 (121坪) |
| 門戸厄神駅 | 153万/坪 (44.5坪) | 101万/坪 (50.5坪) | 97.5万/坪 (54.1坪) |
| 西宮北口駅 | 143万/坪 (70.3坪) | 157万/坪 (73.8坪) | 128万/坪 (46.8坪) |
| 阪神国道駅 | 191万/坪 (25.7坪) | 112万/坪 (64.5坪) | 119万/坪 (47.4坪) |
| 今津駅 | 45.5万/坪 (24.2坪) | 128万/坪 (30.3坪) | 138万/坪 (55.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小林駅 135.6 万/坪(昨年同期比 +89.0 ％)
小林駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 136万円/坪(41.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +89.0％( +63.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -58.3％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 49.0 坪 (昨年 59.6 坪から -17.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.1 分 → 2025年 7.8 分、-29.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.3 ％ → 2025年 20.0 ％)
阪神国道駅 190.6 万/坪(昨年同期比 +70.2 ％)
阪神国道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 191万円/坪(57.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +70.2％( +78.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 64.5 坪から -60.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.0 分 → 2025年 12.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
今津駅 45.5 万/坪(昨年同期比 -64.5 ％)
今津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.5万円/坪(13.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -64.5％( -82.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 30.3 坪から -20.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.0 分 → 2025年 9.0 分、+80.0 ％と大きく増加)
仁川駅 60.7 万/坪(昨年同期比 -19.9 ％)
仁川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.7万円/坪(18.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -19.9％( -15.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 73.7 坪 (昨年 84.2 坪から -12.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 11.1 分 → 2025年 16.5 分、+48.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示