【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の沖縄ゆいレール (那覇空港駅～てだこ浦西駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +10.9％( +13.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -62.5％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 30.6年から -40.2 ％減)。平均土地面積は 55.5 坪 (昨年 57.5 坪から -3.6 ％減)。平均建物面積は 48.2 坪 (昨年 56.8 坪から -15.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。市立病院前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは奥武山公園駅で昨年に比べ +138.9 ％、坪単価は 158 万円/坪となった。
上位 2 駅(奥武山公園駅、市立病院前駅)は +89.2 ％(坪単価 +65.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(浦添前田駅、首里駅)は -37.4 ％(坪単価 -60.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 30.6 年 → 2025年 18.3 年、-40.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 19.0 ％ → 2025年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 12.9 分 → 2025年 23.2 分、+80.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 50.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった儀保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 206万円/坪(62.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +11.1％( +20.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった古島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.1万円/坪(20.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -22.8％( -20.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 沖縄ゆいレール | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 那覇空港駅 | - | - | - |
| 赤嶺駅 | - | - | 91.8万/坪 (25.3年/40.8坪) |
| 小禄駅 | - | 67.0万/坪 (30.3年/49.9坪) | 50.6万/坪 (50.3年/266坪) |
| 奥武山公園駅 | 158万/坪 (13.8年/43.1坪) | 66.1万/坪 (56.3年/48.4坪) | 118万/坪 (39.6年/66.0坪) |
| 壺川駅 | - | - | - |
| 旭橋駅 | - | - | - |
| 県庁前駅 | - | 53.6万/坪 (62.3年/54.5坪) | 179万/坪 (51.3年/40.8坪) |
| 美栄橋駅 | - | 98.0万/坪 (35.3年/51.4坪) | - |
| 牧志駅 | - | - | - |
| 安里駅 | - | 86.5万/坪 (45.0年/48.7坪) | 73.5万/坪 (56.8年/34.8坪) |
| おもろまち駅 | - | 211万/坪 (11.3年/69.6坪) | - |
| 古島駅 | 68.1万/坪 (14.3年/59.0坪) | 88.2万/坪 (48.3年/43.9坪) | - |
| 市立病院前駅 | 135万/坪 (28.3年/39.3坪) | 96.9万/坪 (36.3年/93.8坪) | - |
| 儀保駅 | 206万/坪 (6.8年/73.4坪) | 185万/坪 (27.3年/84.7坪) | 114万/坪 (55.3年/245坪) |
| 首里駅 | 89.9万/坪 (31.3年/63.5坪) | 123万/坪 (31.8年/83.2坪) | - |
| 石嶺駅 | - | - | - |
| 経塚駅 | - | 144万/坪 (24.3年/42.4坪) | 165万/坪 (11.3年/34.8坪) |
| 浦添前田駅 | 96.6万/坪 (31.3年/72.6坪) | 185万/坪 (6.6年/40.3坪) | 167万/坪 (8.3年/38.3坪) |
| てだこ浦西駅 | - | 139万/坪 (0.25年/34.8坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
奥武山公園駅 157.9 万/坪(昨年同期比 +138.9 ％)
奥武山公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 158万円/坪(47.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +138.9％( +91.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.8年(昨年 56.3年から -75.6 ％減)。平均土地面積は 43.1 坪 (昨年 48.4 坪から -10.9 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 42.4 坪から -35.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 56.3 年 → 2025年 13.8 年、-75.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 20.0 分 → 2025年 40.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
市立病院前駅 135.2 万/坪(昨年同期比 +39.6 ％)
市立病院前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(40.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +39.6％( +38.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 28.3年(昨年 36.3年から -22.1 ％減)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 93.8 坪から -58.1 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 87.7 坪から -62.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 36.3 年 → 2025年 28.3 年、-22.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.0 分 → 2025年 10.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
浦添前田駅 96.6 万/坪(昨年同期比 -47.8 ％)
浦添前田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.6万円/坪(29.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -47.8％( -88.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 6.6年から +374.6 ％増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 40.3 坪から +80.0 ％増)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 26.7 坪から +120.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 6.6 年 → 2025年 31.3 年、+374.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 22.7 分 → 2025年 30.0 分、+32.4 ％と大きく増加)
首里駅 89.9 万/坪(昨年同期比 -27.0 ％)
首里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.9万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -27.0％( -33.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 31.8年から -1.6 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 83.2 坪から -23.6 ％減)。平均建物面積は 75.6 坪 (昨年 44.6 坪から +69.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示