【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の肥薩おれんじ鉄道線 (八代駅~袋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.2万円/坪(5.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -31.3%( -8.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 23 件(1年前(2024年)に比べて -78.7%( -85件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.4年(昨年 39.9年から -3.7 %減)。平均土地面積は 159.9 坪 (昨年 119.9 坪から +33.4 %増)。平均建物面積は 60.7 坪 (昨年 65.2 坪から -6.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全ての駅において下落した。
上位 1 駅(八代駅)は -23.0 %(坪単価 -7.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(佐敷駅)は -63.7 %(坪単価 -14.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.9 % → 2025年 4.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 35.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 57.3 % → 2025年 58.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.0万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -23.0%( -7.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -83.3%( -55件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった佐敷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -63.7%( -14.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 肥薩おれんじ鉄道線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八代駅 | 24.0万/坪 (38.8年/206坪) | 31.1万/坪 (38.4年/128坪) | 33.4万/坪 (37.5年/108坪) |
| 肥後高田駅 | 16.7万/坪 (34.4年/72.6坪) | 26.6万/坪 (44.7年/138坪) | 22.9万/坪 (29.8年/188坪) |
| 日奈久温泉駅 | - | 13.9万/坪 (39.9年/130坪) | - |
| 肥後二見駅 | - | - | 5.5万/坪 (31.0年/287坪) |
| 上田浦駅 | - | - | - |
| たのうら御立岬公園駅 | - | 7.2万/坪 (47.0年/142坪) | - |
| 肥後田浦駅 | - | - | - |
| 海浦駅 | - | 21.0万/坪 (53.3年/19.7坪) | - |
| 佐敷駅 | 8.3万/坪 (0年/28.0坪) | 22.8万/坪 (43.0年/118坪) | 99.2万/坪 (22.3年/138坪) |
| 湯浦駅 | - | 10.5万/坪 (33.0年/162坪) | 86.0万/坪 (21.4年/106坪) |
| 津奈木駅 | - | 8.8万/坪 (37.4年/120坪) | - |
| 新水俣駅 | - | 31.5万/坪 (41.7年/78.7坪) | 45.7万/坪 (12.3年/74.1坪) |
| 水俣駅 | 13.2万/坪 (40.2年/171坪) | 26.0万/坪 (41.9年/75.2坪) | 30.7万/坪 (34.2年/72.4坪) |
| 袋駅 | - | - | 9.9万/坪 (39.5年/299坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八代駅 24.0 万/坪(昨年同期比 -23.0 %)
八代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.0万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -23.0%( -7.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -83.3%( -55件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.8年(昨年 38.4年から +1.0 %増)。平均土地面積は 206.4 坪 (昨年 128.1 坪から +61.1 %増)。平均建物面積は 53.2 坪 (昨年 63.0 坪から -15.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 % → 2025年 22.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 51.7 % → 2025年 66.7 %)
佐敷駅 8.3 万/坪(昨年同期比 -63.7 %)
佐敷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -63.7%( -14.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 28.0 坪 (昨年 118.3 坪から -76.3 %減)。平均建物面積は 12.1 坪 (昨年 59.3 坪から -79.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 35.5 分 → 2025年 30.0 分、-15.5 %と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示