【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期のJR大村線 (早岐駅～諫早駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -9.1％( -5.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 31 件(１年前(2024年)に比べて -26.2％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.7年(昨年 21.5年から -3.7 ％減)。平均土地面積は 68.5 坪 (昨年 91.3 坪から -25.0 ％減)。平均建物面積は 44.5 坪 (昨年 40.9 坪から +8.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。早岐駅、彼杵駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは早岐駅で昨年に比べ +51.9 ％、坪単価は 75.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(早岐駅、彼杵駅)は +40.1 ％(坪単価 +25.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(川棚駅、竹松駅)は -71.3 ％(坪単価 -29.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.4 ％ → 2025年 6.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 32.1 ％ → 2025年 27.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 17.9 ％ → 2025年 22.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 32.1 ％ → 2025年 31.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった彼杵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +28.4％( +25.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川棚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -91.6％( -18.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR大村線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 早岐駅 | 75.0万/坪 (19.1年/56.8坪) | 49.4万/坪 (30.8年/58.0坪) | 54.2万/坪 (32.5年/72.6坪) |
| ハウステンボス駅 | - | 155万/坪 (32.3年/172坪) | 135万/坪 (1.3年/72.6坪) |
| 南風崎駅 | - | 132万/坪 (1.3年/69.6坪) | - |
| 小串郷駅 | - | 2.5万/坪 (0年/42.4坪) | 6.2万/坪 (27.3年/84.7坪) |
| 川棚駅 | 1.7万/坪 (0年/42.4坪) | 20.6万/坪 (0年/151坪) | 44.1万/坪 (0.25年/40.1坪) |
| 彼杵駅 | 115万/坪 (0.25年/103坪) | 89.3万/坪 (1.3年/59.0坪) | 103万/坪 (0.25年/54.5坪) |
| 千綿駅 | - | - | - |
| 松原駅 | 19.0万/坪 (50.3年/72.6坪) | - | 18.0万/坪 (49.3年/200坪) |
| 大村車両基地駅 | - | - | - |
| 竹松駅 | 39.4万/坪 (0年/175坪) | 80.2万/坪 (10.3年/118坪) | 60.5万/坪 (14.8年/76.3坪) |
| 新大村駅 | - | - | 38.1万/坪 (43.3年/77.1坪) |
| 諏訪駅 | 66.1万/坪 (15.3年/115坪) | 73.0万/坪 (15.8年/66.2坪) | 28.3万/坪 (41.3年/24.2坪) |
| 大村駅 | 41.3万/坪 (24.3年/49.7坪) | 61.4万/坪 (21.6年/80.9坪) | 59.1万/坪 (21.3年/57.1坪) |
| 岩松駅 | 79.3万/坪 (5.3年/66.6坪) | - | 21.3万/坪 (2.3年/65.8坪) |
| 諫早駅 | 59.5万/坪 (22.5年/63.4坪) | 55.8万/坪 (27.3年/112坪) | 30.3万/坪 (42.3年/61.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
早岐駅 75.0 万/坪(昨年同期比 +51.9 ％)
早岐駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.0万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +51.9％( +25.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -12.5％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 19.1年(昨年 30.8年から -37.9 ％減)。平均土地面積は 56.8 坪 (昨年 58.0 坪から -2.1 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 30.5 坪から +9.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 30.8 年 → 2025年 19.1 年、-37.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 42.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 15.6 分 → 2025年 23.4 分、+49.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.5 ％ → 2025年 42.9 ％)
彼杵駅 114.6 万/坪(昨年同期比 +28.4 ％)
彼杵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +28.4％( +25.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 1.3年から -79.9 ％減)。平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 59.0 坪から +74.4 ％増)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 30.3 坪から -25.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 1.3 年 → 2025年 0.3 年、-79.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.0 分 → 2025年 16.0 分、+77.8 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
川棚駅 1.7 万/坪(昨年同期比 -91.6 ％)
川棚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -91.6％( -18.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 151.3 坪から -72.0 ％減)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 52.2 坪から +10.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 19.5 分 → 2025年 1.0 分、-94.9 ％と大きく減少)
竹松駅 39.4 万/坪(昨年同期比 -51.0 ％)
竹松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.4万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -51.0％( -40.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 175.5 坪 (昨年 118.0 坪から +48.7 ％増)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 46.4 坪から +37.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 14.7 分 → 2025年 13.0 分、-11.4 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示