【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期のJR大村線 (早岐駅～諫早駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.3万円/坪(15.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -15.2％( -9.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 49 件(１年前(2023年)に比べて -15.5％( -9件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.7年(昨年 21.8年から +32.1 ％増)。平均土地面積は 105.5 坪 (昨年 85.3 坪から +23.7 ％増)。平均建物面積は 53.3 坪 (昨年 48.4 坪から +10.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。彼杵駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは川棚駅で昨年に比べ +107.3 ％、坪単価は 101 万円/坪となった。
上位 2 駅(川棚駅、彼杵駅)は +62.6 ％(坪単価 +31.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小串郷駅、岩松駅)は -78.1 ％(坪単価 -65.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.2 ％ → 2024年 8.2 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 22.0 ％ → 2024年 21.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.8 年 → 2024年 28.7 年、+32.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 29.3 ％ → 2024年 51.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 26.8 ％ → 2024年 24.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった川棚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +107.3％( +52.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小串郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -85.3％( -54.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR大村線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 早岐駅 | 54.9万/坪 (26.8年/81.7坪) | 52.9万/坪 (28.4年/61.8坪) | 45.2万/坪 (39.1年/112坪) |
| ハウステンボス駅 | 96.2万/坪 (32.8年/141坪) | 102万/坪 (31.8年/115坪) | - |
| 南風崎駅 | - | 7.3万/坪 (0年/127坪) | - |
| 小串郷駅 | 9.4万/坪 (35.8年/63.5坪) | 63.8万/坪 (0.8年/104坪) | 23.1万/坪 (0年/57.5坪) |
| 川棚駅 | 101万/坪 (56.8年/90.8坪) | 48.8万/坪 (31.3年/58.2坪) | - |
| 彼杵駅 | 63.1万/坪 (0.8年/316坪) | 53.5万/坪 (0.8年/74.1坪) | 20.5万/坪 (44.8年/281坪) |
| 千綿駅 | 14.0万/坪 (55.8年/454坪) | - | 34.3万/坪 (16.8年/133坪) |
| 松原駅 | - | - | 116万/坪 (0年/54.5坪) |
| 大村車両基地駅 | 15.3万/坪 (41.8年/96.8坪) | - | - |
| 竹松駅 | 79.7万/坪 (18.8年/55.7坪) | 87.0万/坪 (5.9年/103坪) | 73.6万/坪 (16.4年/73.5坪) |
| 新大村駅 | - | - | - |
| 諏訪駅 | 50.0万/坪 (25.0年/73.9坪) | 66.6万/坪 (14.8年/83.6坪) | 68.1万/坪 (14.8年/69.1坪) |
| 大村駅 | 20.6万/坪 (35.8年/88.2坪) | 33.2万/坪 (51.8年/81.4坪) | 42.7万/坪 (35.8年/127坪) |
| 岩松駅 | 31.5万/坪 (34.8年/63.5坪) | 109万/坪 (5.4年/67.6坪) | 64.0万/坪 (0年/147坪) |
| 諫早駅 | 47.7万/坪 (30.2年/126坪) | 56.9万/坪 (27.3年/95.0坪) | 64.6万/坪 (30.8年/118坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
川棚駅 101.1 万/坪(昨年同期比 +107.3 ％)
川棚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +107.3％( +52.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 56.8年(昨年 31.3年から +81.6 ％増)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 58.2 坪から +55.8 ％増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 28.0 坪から -8.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.2 分 → 2024年 8.0 分、-60.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 31.3 年 → 2024年 56.8 年、+81.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
彼杵駅 63.1 万/坪(昨年同期比 +17.9 ％)
彼杵駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.1万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +17.9％( +9.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.8年(昨年 0.8年から +0.0 ％減)。平均土地面積は 316.1 坪 (昨年 74.1 坪から +326.5 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 25.7 坪から +29.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.0 分 → 2024年 8.0 分、-46.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
小串郷駅 9.4 万/坪(昨年同期比 -85.3 ％)
小串郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -85.3％( -54.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.8年(昨年 0.8年から +4648.7 ％増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 104.4 坪から -39.1 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 37.1 坪から -22.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.8 年 → 2024年 35.8 年、+4648.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.0 分 → 2024年 16.0 分、+300.0 ％と大きく増加)
岩松駅 31.5 万/坪(昨年同期比 -71.0 ％)
岩松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.5万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -71.0％( -77.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.8年(昨年 5.4年から +541.4 ％増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 67.6 坪から -6.0 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 29.7 坪から +6.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.3 分 → 2024年 13.5 分、-46.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 5.4 年 → 2024年 34.8 年、+541.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示