【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期のJR篠栗線 (桂川駅～吉塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.3万円/坪(23.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -16.9％( -15.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 14 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 21.5年から +2.8 ％増)。平均土地面積は 101.6 坪 (昨年 83.6 坪から +21.5 ％増)。平均建物面積は 47.6 坪 (昨年 44.1 坪から +8.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。桂川駅、原町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは城戸南蔵院前駅で昨年に比べ +142.0 ％、坪単価は 7.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(城戸南蔵院前駅、桂川駅)は +102.2 ％(坪単価 +7.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(柚須駅、長者原駅)は -45.3 ％(坪単価 -86.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.4 ％ → 2025年 14.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.9 ％ → 2025年 21.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 24.3 ％ → 2025年 28.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 32.4 ％ → 2025年 28.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった原町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(40.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +48.1％( +43.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった城戸南蔵院前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +142.0％( +4.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR篠栗線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 桂川駅 | 26.4万/坪 (52.3年/424坪) | 16.3万/坪 (39.5年/141坪) | 18.6万/坪 (39.3年/115坪) |
| 筑前大分駅 | 54.1万/坪 (17.3年/56.0坪) | - | - |
| 九郎原駅 | - | - | - |
| 城戸南蔵院前駅 | 7.3万/坪 (54.3年/142坪) | 3.0万/坪 (53.3年/333坪) | - |
| 筑前山手駅 | - | - | - |
| 篠栗駅 | 89.8万/坪 (14.3年/60.5坪) | 80.2万/坪 (19.4年/87.6坪) | 99.8万/坪 (15.3年/80.2坪) |
| 門松駅 | - | 84.9万/坪 (9.1年/57.5坪) | 99.1万/坪 (15.8年/61.6坪) |
| 長者原駅 | 110万/坪 (8.6年/110坪) | 141万/坪 (1.8年/46.1坪) | - |
| 原町駅 | 135万/坪 (0.25年/49.9坪) | 91.2万/坪 (26.3年/71.6坪) | 96.2万/坪 (11.3年/56.0坪) |
| 柚須駅 | 64.7万/坪 (26.1年/49.5坪) | 207万/坪 (14.9年/97.2坪) | 98.5万/坪 (15.8年/110坪) |
| 吉塚駅 | - | 106万/坪 (24.8年/37.2坪) | 118万/坪 (25.1年/38.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
城戸南蔵院前駅 7.3 万/坪(昨年同期比 +142.0 ％)
城戸南蔵院前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +142.0％( +4.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 54.3年(昨年 53.3年から +1.9 ％増)。平均土地面積は 142.2 坪 (昨年 332.8 坪から -57.3 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 99.8 坪から -69.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
桂川駅 26.4 万/坪(昨年同期比 +62.4 ％)
桂川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.4万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +62.4％( +10.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.3年(昨年 39.5年から +32.3 ％増)。平均土地面積は 423.5 坪 (昨年 141.0 坪から +200.3 ％増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 61.3 坪から -1.2 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 39.5 年 → 2025年 52.3 年、+32.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 24.8 分 → 2025年 30.0 分、+21.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
柚須駅 64.7 万/坪(昨年同期比 -68.8 ％)
柚須駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.7万円/坪(19.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -68.8％( -142.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.1年(昨年 14.9年から +74.6 ％増)。平均土地面積は 49.5 坪 (昨年 97.2 坪から -49.0 ％減)。平均建物面積は 45.9 坪 (昨年 38.6 坪から +19.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 14.9 年 → 2025年 26.1 年、+74.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 13.0 分 → 2025年 16.0 分、+23.1 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 20.0 ％)
長者原駅 110.2 万/坪(昨年同期比 -21.8 ％)
長者原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -21.8％( -30.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.6年(昨年 1.8年から +389.9 ％増)。平均土地面積は 109.9 坪 (昨年 46.1 坪から +138.3 ％増)。平均建物面積は 69.6 坪 (昨年 34.8 坪から +100.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 1.8 年 → 2025年 8.6 年、+389.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 4.0 分 → 2025年 6.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示