【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR日田彦山線 (城野駅～添田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.5万円/坪(23.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +46.0％( +24.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(１年前(2024年)に比べて -84.1％( -106件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.5年(昨年 24.4年から -49.0 ％減)。平均土地面積は 73.9 坪 (昨年 84.3 坪から -12.3 ％減)。平均建物面積は 36.4 坪 (昨年 47.8 坪から -23.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。城野駅、石原町駅、田川後藤寺駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは池尻駅で昨年に比べ +383.2 ％、坪単価は 39.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(池尻駅)は +383.2 ％(坪単価 +31.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(石田駅)は +6.2 ％(坪単価 +4.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 24.4 年 → 2025年 12.5 年、-49.0 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.9 ％ → 2025年 20.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 34.2 ％ → 2025年 45.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 10.3 ％ → 2025年 10.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった城野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.6万円/坪(26.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +42.3％( +26.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2024年)に比べて -76.9％( -40件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった池尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.5万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +383.2％( +31.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR日田彦山線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 城野駅 | 88.6万/坪 (8.4年/70.5坪) | 62.3万/坪 (20.9年/59.8坪) | 67.0万/坪 (19.7年/75.1坪) |
| 石田駅 | 76.0万/坪 (14.7年/56.0坪) | 71.6万/坪 (14.8年/69.4坪) | 58.8万/坪 (21.6年/63.6坪) |
| 志井公園駅 | - | 13.8万/坪 (39.5年/169坪) | - |
| 志井駅 | - | 64.2万/坪 (28.7年/92.1坪) | 85.1万/坪 (17.8年/107坪) |
| 石原町駅 | 75.6万/坪 (14.0年/136坪) | 61.0万/坪 (3.3年/115坪) | 6.2万/坪 (51.7年/119坪) |
| 呼野駅 | - | 7.6万/坪 (49.9年/93.8坪) | 49.2万/坪 (14.8年/68.8坪) |
| 採銅所駅 | - | - | 6.1万/坪 (47.3年/133坪) |
| 香春駅 | - | 17.0万/坪 (21.0年/99.8坪) | 9.6万/坪 (41.5年/103坪) |
| 一本松駅 | - | 18.4万/坪 (27.0年/393坪) | 52.8万/坪 (4.9年/82.9坪) |
| 田川伊田駅 | - | 12.5万/坪 (40.6年/130坪) | 27.3万/坪 (27.6年/59.5坪) |
| 田川後藤寺駅 | 52.5万/坪 (24.5年/93.8坪) | 29.7万/坪 (36.5年/85.5坪) | 20.4万/坪 (36.1年/82.3坪) |
| 池尻駅 | 39.5万/坪 (20.5年/70.3坪) | 8.2万/坪 (43.0年/164坪) | 20.2万/坪 (36.3年/181坪) |
| 豊前川崎駅 | - | - | 4.3万/坪 (40.3年/124坪) |
| 西添田駅 | - | 10.4万/坪 (38.8年/78.7坪) | 10.2万/坪 (39.5年/154坪) |
| 添田駅 | - | 18.4万/坪 (0年/178坪) | 5.4万/坪 (43.8年/79.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
池尻駅 39.5 万/坪(昨年同期比 +383.2 ％)
池尻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.5万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +383.2％( +31.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.5年(昨年 43.0年から -52.3 ％減)。平均土地面積は 70.3 坪 (昨年 163.9 坪から -57.1 ％減)。平均建物面積は 17.4 坪 (昨年 31.0 坪から -43.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 43.0 年 → 2025年 20.5 年、-52.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 22.3 分 → 2025年 8.0 分、-64.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
石田駅 76.0 万/坪(昨年同期比 +6.2 ％)
石田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.0万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +6.2％( +4.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.7年(昨年 14.8年から -0.9 ％減)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 69.4 坪から -19.4 ％減)。平均建物面積は 33.8 坪 (昨年 47.8 坪から -29.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.7 分 → 2025年 13.3 分、+24.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 ％ → 2025年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示