【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の高松琴平電鉄琴平線 (高松築港駅～琴電琴平駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.5万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -13.6％( -7.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 70 件(１年前(2023年)に比べて +42.9％( +21件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 25.1年から +19.2 ％増)。平均土地面積は 78.2 坪 (昨年 87.5 坪から -10.7 ％減)。平均建物面積は 45.7 坪 (昨年 52.7 坪から -13.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。栗熊駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは陶駅で昨年に比べ +1507.8 ％、坪単価は 29.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(陶駅、榎井駅)は +1414.1 ％(坪単価 +61.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(円座駅、仏生山駅)は -52.8 ％(坪単価 -42.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.7 ％ → 2024年 29.2 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.0 ％ → 2024年 4.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 25.1 年 → 2024年 30.0 年、+19.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.8 ％ → 2024年 38.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.8 ％ → 2024年 18.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった太田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(32.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +117.3％( +58.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岡本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.5万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -25.5％( -3.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| 高松琴平電鉄琴平線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高松築港駅 | - | - | - |
| 片原町駅 | 19.9万/坪 (49.9年/36.3坪) | 22.0万/坪 (57.5年/27.2坪) | 12.1万/坪 (49.5年/15.1坪) |
| 瓦町駅 | 44.8万/坪 (35.3年/32.1坪) | 18.6万/坪 (47.5年/26.2坪) | 85.6万/坪 (25.9年/70.6坪) |
| 栗林公園駅 | 83.4万/坪 (22.0年/33.3坪) | - | 22.8万/坪 (46.0年/145坪) |
| 三条駅 | 57.7万/坪 (28.5年/78.3坪) | 67.9万/坪 (29.3年/52.6坪) | 31.0万/坪 (38.5年/81.7坪) |
| 伏石駅 | 63.7万/坪 (21.4年/103坪) | 104万/坪 (17.8年/45.9坪) | 125万/坪 (25.2年/139坪) |
| 太田駅 | 109万/坪 (5.3年/73.4坪) | 50.1万/坪 (34.8年/120坪) | 56.1万/坪 (22.5年/49.9坪) |
| 仏生山駅 | 48.3万/坪 (27.5年/60.7坪) | 98.9万/坪 (4.1年/58.6坪) | 72.0万/坪 (18.8年/72.2坪) |
| 空港通り駅 | 37.4万/坪 (28.4年/59.4坪) | 67.3万/坪 (23.5年/56.3坪) | 28.5万/坪 (31.4年/49.6坪) |
| 一宮駅 | 37.4万/坪 (29.5年/151坪) | 53.6万/坪 (13.0年/164坪) | 7.0万/坪 (52.5年/67.3坪) |
| 円座駅 | 28.2万/坪 (42.5年/115坪) | 61.8万/坪 (14.2年/63.0坪) | 57.1万/坪 (13.5年/151坪) |
| 岡本駅 | 10.5万/坪 (45.2年/63.0坪) | 14.0万/坪 (31.9年/227坪) | 7.4万/坪 (47.5年/90.8坪) |
| 挿頭丘駅 | 37.3万/坪 (45.5年/54.5坪) | - | 21.3万/坪 (31.5年/66.6坪) |
| 畑田駅 | - | - | - |
| 陶駅 | 29.5万/坪 (28.2年/185坪) | 1.8万/坪 (0年/118坪) | 59.5万/坪 (23.5年/333坪) |
| 綾川駅 | - | - | 132万/坪 (-0.50年/66.6坪) |
| 滝宮駅 | 29.6万/坪 (32.0年/43.9坪) | - | - |
| 羽床駅 | 35.4万/坪 (27.5年/157坪) | - | 44.2万/坪 (33.5年/84.7坪) |
| 栗熊駅 | 42.2万/坪 (28.2年/82.8坪) | 38.3万/坪 (0.5年/172坪) | 39.8万/坪 (24.9年/155坪) |
| 岡田駅 | - | - | 22.5万/坪 (30.5年/69.6坪) |
| 羽間駅 | - | 4.1万/坪 (52.5年/78.7坪) | - |
| 榎井駅 | 102万/坪 (0.00年/80.2坪) | 7.2万/坪 (33.5年/118坪) | 34.6万/坪 (41.3年/175坪) |
| 琴電琴平駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
陶駅 29.5 万/坪(昨年同期比 +1507.8 ％)
陶駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.5万円/坪(8.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +1507.8％( +27.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 184.5 坪 (昨年 118.0 坪から +56.4 ％増)。平均建物面積は 62.0 坪 (昨年 54.5 坪から +13.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.0 分 → 2024年 18.3 分、-38.9 ％と大きく減少)
榎井駅 102.0 万/坪(昨年同期比 +1320.3 ％)
榎井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +1320.3％( +94.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.0年(昨年 33.5年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 118.0 坪から -32.1 ％減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 28.7 坪から +7.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.5 年 → 2024年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.0 分 → 2024年 16.5 分、-36.5 ％と大きく減少)
円座駅 28.2 万/坪(昨年同期比 -54.4 ％)
円座駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.2万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -54.4％( -33.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.5年(昨年 14.2年から +200.0 ％増)。平均土地面積は 115.5 坪 (昨年 63.0 坪から +83.2 ％増)。平均建物面積は 41.7 坪 (昨年 36.3 坪から +15.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 19.3 分 → 2024年 17.0 分、-12.1 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 14.2 年 → 2024年 42.5 年、+200.0 ％と大きく増加)
仏生山駅 48.3 万/坪(昨年同期比 -51.2 ％)
仏生山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.3万円/坪(14.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -51.2％( -50.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて +28.6％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 4.1年から +570.3 ％増)。平均土地面積は 60.7 坪 (昨年 58.6 坪から +3.6 ％増)。平均建物面積は 29.1 坪 (昨年 35.1 坪から -17.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 4.1 年 → 2024年 27.5 年、+570.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 17.7 分 → 2024年 41.8 分、+135.8 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 80.0 ％ → 2024年 12.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示