物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2025年第1四半期
2025年1月3月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2025年1月〜3月期のJR牟岐線 (徳島駅阿波海南駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.7万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +48.2%( +18.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 34 件(1年前(2024年)に比べて -48.5%( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 23.1年(昨年 26.4年から -12.6 %減)。平均土地面積は 74.4 坪 (昨年 102.1 坪から -27.1 %減)。平均建物面積は 67.3 坪 (昨年 52.7 坪から +27.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。二軒屋駅文化の森駅羽ノ浦駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは阿波富田駅で昨年に比べ +133.1 %、坪単価は 93.6 万円/坪となった。

上位 2 駅(阿波富田駅文化の森駅)は +98.3 %(坪単価 +38.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(阿南駅中田駅)は -37.9 %(坪単価 -31.3 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2024年 26.4 年 → 2025年 23.1 年、-12.6 %と減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 30.5 分 → 2025年 20.1 分、-34.1 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 47.5 % → 2025年 25.8 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.7 % → 2025年 32.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.0 % → 2025年 29.0 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった阿波富田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.6万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +133.1%( +53.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2024年)に比べて -41.7%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった二軒屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.0万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +57.5%( +6.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR牟岐線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR牟岐線現状(2025)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
徳島駅51.2万/坪
(21.3年/69.9坪)
50.1万/坪
(21.8年/108坪)
61.6万/坪
(33.4年/49.8坪)
阿波富田駅93.6万/坪
(18.0年/104坪)
40.2万/坪
(26.3年/51.6坪)
43.0万/坪
(30.4年/67.6坪)
二軒屋駅18.0万/坪
(38.8年/36.3坪)
11.4万/坪
(42.0年/207坪)
49.1万/坪
(41.0年/49.9坪)
文化の森駅61.3万/坪
(26.7年/111坪)
37.5万/坪
(25.4年/80.9坪)
56.7万/坪
(18.4年/54.0坪)
地蔵橋駅39.4万/坪
(23.5年/40.1坪)
40.2万/坪
(30.0年/49.0坪)
-
中田駅39.7万/坪
(23.0年/60.5坪)
60.1万/坪
(9.0年/90.8坪)
10.1万/坪
(37.0年/126坪)
南小松島駅--15.3万/坪
(48.0年/61.3坪)
阿波赤石駅-26.1万/坪
(45.0年/79.7坪)
-
立江駅---
羽ノ浦駅92.9万/坪
(0年/51.4坪)
76.1万/坪
(0.3年/48.4坪)
48.9万/坪
(21.0年/88.2坪)
西原駅-119万/坪
(21.0年/51.4坪)
-
阿波中島駅---
阿南駅58.5万/坪
(22.0年/70.3坪)
101万/坪
(-1.00年/90.8坪)
26.2万/坪
(39.5年/63.5坪)
見能林駅9.9万/坪
(46.0年/96.8坪)
--
阿波橘駅-2.3万/坪
(27.0年/178坪)
10.6万/坪
(41.0年/71.1坪)
桑野駅-5.2万/坪
(32.7年/294坪)
-
新野駅---
阿波福井駅---
由岐駅---
田井ノ浜駅---
木岐駅---
北河内駅---
日和佐駅-0.7万/坪
(74.1年/49.9坪)
-
辺川駅---
牟岐駅-9.6万/坪
(34.0年/63.5坪)
-
浅川駅--17.6万/坪
(17.0年/52.9坪)
阿波海南駅-5.3万/坪
(27.0年/114坪)
-

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

阿波富田駅93.6 万/坪(昨年同期比 +133.1 %)

阿波富田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.6万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +133.1%( +53.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2024年)に比べて -41.7%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.0年(昨年 26.3年から -31.6 %減)。平均土地面積は 104.4 坪 (昨年 51.6 坪から +102.4 %増)。平均建物面積は 56.6 坪 (昨年 44.0 坪から +28.6 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2024年 26.3 年 → 2025年 18.0 年、-31.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 31.2 分 → 2025年 17.9 分、-42.9 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.0 % → 2025年 66.7 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.0 % → 2025年 33.3 %)

文化の森駅61.3 万/坪(昨年同期比 +63.4 %)

文化の森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.3万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +63.4%( +23.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -70.0%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 26.7年(昨年 25.4年から +5.3 %増)。平均土地面積は 111.4 坪 (昨年 80.9 坪から +37.7 %増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 36.3 坪から +20.8 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 % → 2025年 33.3 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 33.3 %)

阿南駅58.5 万/坪(昨年同期比 -41.9 %)

阿南駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.5万円/坪(17.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -41.9%( -42.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 22.0年(昨年 -1.0年から -2301.6 %減)。平均土地面積は 70.3 坪 (昨年 90.8 坪から -22.5 %減)。平均建物面積は 53.7 坪 (昨年 69.6 坪から -22.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2024年 -1.0 年 → 2025年 22.0 年、-2301.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 23.0 分 → 2025年 9.5 分、-58.7 %と大きく減少)

中田駅39.7 万/坪(昨年同期比 -34.0 %)

中田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.7万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -34.0%( -20.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 23.0年(昨年 9.0年から +155.5 %増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 90.8 坪から -33.3 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 16.6 坪から +81.8 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 9.0 年 → 2025年 23.0 年、+155.5 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.0 分 → 2025年 30.0 分、+233.3 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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