【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の山陽新幹線 (新岩国駅~新下関駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.6万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +53.8%( +19.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2024年)に比べて -65.8%( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 32.5年から -12.5 %減)。平均土地面積は 78.5 坪 (昨年 95.8 坪から -18.1 %減)。平均建物面積は 37.7 坪 (昨年 59.4 坪から -36.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新下関駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新下関駅で昨年に比べ +84.1 %、坪単価は 81.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(新下関駅)は +84.1 %(坪単価 +37.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新山口駅)は -4.0 %(坪単価 -0.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 32.5 年 → 2025年 28.4 年、-12.5 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 17.1 % → 2025年 25.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 37.1 % → 2025年 8.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 26.9 分 → 2025年 37.5 分、+39.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 % → 2025年 50.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新下関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.1万円/坪(24.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +84.1%( +37.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -54.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -4.0%( -0.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 山陽新幹線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新岩国駅 | - | - | 45.8万/坪 (43.3年/46.9坪) |
| 徳山駅 | 44.3万/坪 (33.3年/72.8坪) | 39.0万/坪 (34.4年/83.2坪) | 39.0万/坪 (32.5年/77.4坪) |
| 新山口駅 | 19.8万/坪 (57.3年/139坪) | 20.7万/坪 (45.3年/77.1坪) | 78.4万/坪 (0.8年/226坪) |
| 厚狭駅 | - | 10.4万/坪 (32.6年/87.7坪) | 69.1万/坪 (2.3年/62.0坪) |
| 新下関駅 | 81.1万/坪 (12.8年/74.4坪) | 44.1万/坪 (27.3年/126坪) | 63.7万/坪 (26.9年/113坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新下関駅 81.1 万/坪(昨年同期比 +84.1 %)
新下関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.1万円/坪(24.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +84.1%( +37.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -54.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.8年(昨年 27.3年から -53.2 %減)。平均土地面積は 74.4 坪 (昨年 125.8 坪から -40.9 %減)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 107.8 坪から -68.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 27.3 年 → 2025年 12.8 年、-53.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 % → 2025年 25.0 %)
新山口駅 19.8 万/坪(昨年同期比 -4.0 %)
新山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -4.0%( -0.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 57.3年(昨年 45.3年から +26.5 %増)。平均土地面積は 139.2 坪 (昨年 77.1 坪から +80.4 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 36.3 坪から -16.7 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 45.3 年 → 2025年 57.3 年、+26.5 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示