【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期のJR福塩線 (福山駅～塩町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.8万円/坪(16.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +8.2％( +4.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 48 件(１年前(2024年)に比べて -47.8％( -44件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.6年(昨年 28.7年から +20.8 ％増)。平均土地面積は 82.5 坪 (昨年 79.5 坪から +3.8 ％増)。平均建物面積は 56.4 坪 (昨年 61.3 坪から -8.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。福山駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは福山駅で昨年に比べ +11.9 ％、坪単価は 61.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(福山駅)は +11.9 ％(坪単価 +6.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(備後三川駅)は -81.8 ％(坪単価 -30.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 32.7 分 → 2025年 28.1 分、-14.1 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 28.7 年 → 2025年 34.6 年、+20.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 36.6 ％ → 2025年 50.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 23.2 ％ → 2025年 13.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.9万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +11.9％( +6.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 33 件(１年前(2024年)に比べて -37.7％( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった備後三川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.8万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -81.8％( -30.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR福塩線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 福山駅 | 61.9万/坪 (35.7年/84.3坪) | 55.3万/坪 (29.9年/75.3坪) | 77.1万/坪 (23.5年/76.3坪) |
| 備後本庄駅 | 60.0万/坪 (0.25年/54.5坪) | - | 5.8万/坪 (46.3年/22.7坪) |
| 横尾駅 | 27.6万/坪 (37.7年/39.9坪) | 52.5万/坪 (18.9年/113坪) | 38.8万/坪 (33.3年/165坪) |
| 神辺駅 | 88.2万/坪 (39.3年/99.8坪) | - | 54.5万/坪 (14.3年/47.6坪) |
| 湯田村駅 | 41.9万/坪 (33.3年/132坪) | - | 59.8万/坪 (8.8年/68.1坪) |
| 道上駅 | 33.1万/坪 (38.3年/60.5坪) | 45.8万/坪 (26.6年/65.0坪) | 48.0万/坪 (25.9年/100坪) |
| 万能倉駅 | 32.1万/坪 (47.8年/55.2坪) | 58.7万/坪 (21.4年/64.7坪) | 59.4万/坪 (9.3年/65.9坪) |
| 駅家駅 | - | 46.7万/坪 (24.3年/44.4坪) | 34.3万/坪 (28.8年/59.7坪) |
| 近田駅 | 55.7万/坪 (23.8年/65.8坪) | - | 66.1万/坪 (0.25年/56.0坪) |
| 戸手駅 | - | - | 21.1万/坪 (35.3年/105坪) |
| 上戸手駅 | - | 73.2万/坪 (17.3年/66.6坪) | 24.0万/坪 (18.3年/139坪) |
| 新市駅 | - | 8.6万/坪 (41.8年/49.9坪) | 4.5万/坪 (44.3年/188坪) |
| 高木駅 | - | 4.3万/坪 (58.8年/51.4坪) | - |
| 鵜飼駅 | - | 69.9万/坪 (11.3年/166坪) | 49.8万/坪 (36.8年/163坪) |
| 府中駅 | - | 15.2万/坪 (33.3年/101坪) | 25.2万/坪 (29.3年/70.3坪) |
| 下川辺駅 | - | - | 19.9万/坪 (37.8年/177坪) |
| 河佐駅 | - | - | - |
| 備後三川駅 | 6.8万/坪 (46.3年/333坪) | 37.2万/坪 (41.8年/156坪) | 15.0万/坪 (30.9年/297坪) |
| 備後矢野駅 | - | - | - |
| 上下駅 | - | - | 3.4万/坪 (70.3年/63.5坪) |
| 甲奴駅 | - | - | - |
| 梶田駅 | - | - | - |
| 備後安田駅 | - | - | 1.4万/坪 (0年/224坪) |
| 吉舎駅 | - | - | - |
| 三良坂駅 | - | - | 2.8万/坪 (0年/74.9坪) |
| 塩町駅 | - | 9.4万/坪 (46.3年/99.8坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
福山駅 61.9 万/坪(昨年同期比 +11.9 ％)
福山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.9万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +11.9％( +6.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 33 件(１年前(2024年)に比べて -37.7％( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.7年(昨年 29.9年から +19.1 ％増)。平均土地面積は 84.3 坪 (昨年 75.3 坪から +12.0 ％増)。平均建物面積は 66.8 坪 (昨年 72.0 坪から -7.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 43.9 分 → 2025年 32.5 分、-25.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 28.3 ％ → 2025年 27.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 29.9 年 → 2025年 35.7 年、+19.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 34.8 ％ → 2025年 51.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 19.6 ％ → 2025年 10.3 ％)
備後三川駅 6.8 万/坪(昨年同期比 -81.8 ％)
備後三川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.8万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -81.8％( -30.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.3年(昨年 41.8年から +10.8 ％増)。平均土地面積は 332.8 坪 (昨年 155.8 坪から +113.6 ％増)。平均建物面積は 66.6 坪 (昨年 48.4 坪から +37.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 90.0 分 → 2025年 60.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 41.8 年 → 2025年 46.3 年、+10.8 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示