【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期のJR山陰本線 (安来駅～飯浦駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.7万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -22.1％( -9.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 23 件(１年前(2023年)に比べて -78.1％( -82件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.7年(昨年 33.6年から +12.3 ％増)。平均土地面積は 102.0 坪 (昨年 101.2 坪から +0.7 ％増)。平均建物面積は 42.6 坪 (昨年 53.1 坪から -19.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。安来駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは敬川駅で昨年に比べ +162.8 ％、坪単価は 25.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(敬川駅、安来駅)は +107.4 ％(坪単価 +11.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(乃木駅、下府駅)は -76.5 ％(坪単価 -35.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 33.6 年 → 2024年 37.7 年、+12.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 45.6 ％ → 2024年 52.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.9 ％ → 2024年 31.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった出雲市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.7万円/坪(18.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +8.6％( +4.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -84.2％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった乃木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -88.2％( -39.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 安来駅 | 17.7万/坪 (55.8年/303坪) | 11.6万/坪 (55.8年/123坪) | 9.3万/坪 (48.3年/137坪) |
| 荒島駅 | - | 4.7万/坪 (30.8年/183坪) | - |
| 揖屋駅 | - | 61.9万/坪 (27.3年/57.5坪) | 61.3万/坪 (21.5年/62.3坪) |
| 東松江駅 | - | 21.3万/坪 (47.8年/59.0坪) | 29.8万/坪 (53.8年/175坪) |
| 松江駅 | 44.4万/坪 (31.2年/77.4坪) | 51.9万/坪 (32.8年/77.0坪) | 60.3万/坪 (27.3年/69.7坪) |
| 乃木駅 | 5.2万/坪 (59.8年/63.5坪) | 44.3万/坪 (41.5年/61.4坪) | 74.2万/坪 (53.3年/235坪) |
| 玉造温泉駅 | - | 76.9万/坪 (10.8年/149坪) | 103万/坪 (0.8年/60.5坪) |
| 来待駅 | - | - | - |
| 宍道駅 | - | 5.5万/坪 (56.8年/40.8坪) | 45.3万/坪 (22.3年/176坪) |
| 荘原駅 | - | 18.4万/坪 (24.8年/200坪) | - |
| 直江駅 | - | 98.2万/坪 (19.3年/146坪) | 58.0万/坪 (24.2年/155坪) |
| 出雲市駅 | 60.7万/坪 (14.8年/118坪) | 55.9万/坪 (29.1年/126坪) | 63.7万/坪 (23.8年/56.8坪) |
| 西出雲駅 | - | 31.9万/坪 (36.1年/123坪) | 40.4万/坪 (23.8年/80.2坪) |
| 出雲神西駅 | - | - | - |
| 江南駅 | - | 6.6万/坪 (0年/263坪) | - |
| 小田駅 | - | - | - |
| 田儀駅 | - | - | - |
| 波根駅 | - | - | |
| 久手駅 | - | - | 0.5万/坪 (47.8年/71.1坪) |
| 大田市駅 | - | 50.3万/坪 (0.8年/109坪) | 18.2万/坪 (40.5年/152坪) |
| 静間駅 | - | - | - |
| 五十猛駅 | - | - | - |
| 仁万駅 | - | 7.0万/坪 (49.3年/81.7坪) | - |
| 馬路駅 | - | - | - |
| 湯里駅 | - | - | - |
| 温泉津駅 | - | - | - |
| 石見福光駅 | - | - | - |
| 黒松駅 | - | - | - |
| 浅利駅 | - | - | - |
| 江津駅 | 6.2万/坪 (51.3年/81.7坪) | 12.1万/坪 (48.8年/144坪) | 62.2万/坪 (50.8年/78.7坪) |
| 都野津駅 | - | 14.8万/坪 (33.8年/69.6坪) | 13.8万/坪 (36.3年/148坪) |
| 敬川駅 | 25.8万/坪 (44.8年/130坪) | 9.8万/坪 (35.8年/106坪) | 43.4万/坪 (33.8年/160坪) |
| 波子駅 | - | - | - |
| 久代駅 | - | - | - |
| 下府駅 | 17.5万/坪 (42.8年/209坪) | 49.6万/坪 (30.8年/75.6坪) | - |
| 浜田駅 | 28.3万/坪 (37.6年/79.9坪) | 24.1万/坪 (42.1年/70.4坪) | 61.4万/坪 (17.3年/137坪) |
| 西浜田駅 | - | 34.1万/坪 (27.8年/106坪) | 46.0万/坪 (33.8年/118坪) |
| 周布駅 | - | - | 67.8万/坪 (41.8年/266坪) |
| 折居駅 | - | - | - |
| 三保三隅駅 | - | - | - |
| 岡見駅 | - | - | 7.8万/坪 (36.8年/93.8坪) |
| 鎌手駅 | - | - | - |
| 石見津田駅 | - | - | - |
| 益田駅 | - | 14.6万/坪 (39.4年/123坪) | 30.4万/坪 (29.3年/84.7坪) |
| 戸田小浜駅 | - | - | - |
| 飯浦駅 | - | - | 11.8万/坪 (37.8年/69.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
敬川駅 25.8 万/坪(昨年同期比 +162.8 ％)
敬川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.8万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +162.8％( +16.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 44.8年(昨年 35.8年から +25.2 ％増)。平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 105.9 坪から +22.9 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 46.9 坪から -35.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 35.8 年 → 2024年 44.8 年、+25.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.0 分 → 2024年 15.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
安来駅 17.7 万/坪(昨年同期比 +52.0 ％)
安来駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.7万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +52.0％( +6.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 55.8年(昨年 55.8年から +0.0 ％増)。平均土地面積は 302.5 坪 (昨年 122.5 坪から +146.9 ％増)。平均建物面積は 84.7 坪 (昨年 31.8 坪から +166.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 69.5 分 → 2024年 23.0 分、-66.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
乃木駅 5.2 万/坪(昨年同期比 -88.2 ％)
乃木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -88.2％( -39.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 59.8年(昨年 41.5年から +44.1 ％増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 61.4 坪から +3.5 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 32.6 坪から -11.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.0 分 → 2024年 10.0 分、-58.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 41.5 年 → 2024年 59.8 年、+44.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 57.1 ％ → 2024年 100.0 ％)
下府駅 17.5 万/坪(昨年同期比 -64.7 ％)
下府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.5万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -64.7％( -32.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 42.8年(昨年 30.8年から +39.0 ％増)。平均土地面積は 208.7 坪 (昨年 75.6 坪から +176.0 ％増)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 24.2 坪から +112.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 21.0 分 → 2024年 8.0 分、-61.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 30.8 年 → 2024年 42.8 年、+39.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示