【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の南海高野線 (紀見峠駅～紀伊細川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.0万円/坪(10.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +44.9％( +10.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.6年(昨年 37.9年から -27.3 ％減)。平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 53.9 坪から +90.7 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 34.5 坪から -8.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。学文路駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは学文路駅で昨年に比べ -14.3 ％、坪単価は 9.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(橋本駅)は +400.0 ％(坪単価 +50.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(学文路駅)は -14.3 ％(坪単価 -1.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 37.9 年 → 2025年 27.6 年、-27.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 41.7 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.2 分 → 2025年 37.5 分、+164.4 ％と大きく増加)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった橋本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.4万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +400.0％( +50.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった学文路駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -14.3％( -1.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 南海高野線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 紀見峠駅 | - | - | 43.3万/坪 (14.8年/57.5坪) |
| 林間田園都市駅 | - | 21.3万/坪 (33.3年/57.1坪) | 16.9万/坪 (37.0年/63.9坪) |
| 御幸辻駅 | - | 45.9万/坪 (26.8年/53.7坪) | 54.6万/坪 (21.8年/52.2坪) |
| 橋本駅 | 63.4万/坪 (12.3年/66.6坪) | 12.7万/坪 (58.3年/48.4坪) | 17.1万/坪 (46.6年/39.8坪) |
| 紀伊清水駅 | - | 40.9万/坪 (17.3年/49.9坪) | - |
| 学文路駅 | 9.9万/坪 (50.3年/51.4坪) | 11.6万/坪 (48.0年/63.0坪) | - |
| 九度山駅 | - | - | 26.0万/坪 (52.6年/31.3坪) |
| 高野下駅 | - | - | 7.5万/坪 (48.3年/69.6坪) |
| 下古沢駅 | - | - | - |
| 紀伊細川駅 | 31.6万/坪 (20.3年/191坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
橋本駅 63.4 万/坪(昨年同期比 +400.0 ％)
橋本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.4万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +400.0％( +50.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 12.3年(昨年 58.3年から -79.0 ％減)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 48.4 坪から +37.5 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 36.3 坪から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 58.3 年 → 2025年 12.3 年、-79.0 ％と大きく減少)
学文路駅 9.9 万/坪(昨年同期比 -14.3 ％)
学文路駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -14.3％( -1.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.3年(昨年 48.0年から +4.9 ％増)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 63.0 坪から -18.4 ％減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 29.2 坪から -17.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 11.7 分 → 2025年 15.0 分、+28.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示