【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の近鉄御所線 (尺土駅~近鉄御所駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.4万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -17.3%( -6.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2024年)に比べて -64.8%( -35件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.7年(昨年 29.1年から +9.0 %増)。平均土地面積は 55.4 坪 (昨年 64.1 坪から -13.6 %減)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 40.6 坪から -12.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。近鉄御所駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは近鉄御所駅で昨年に比べ +13.6 %、坪単価は 23.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(近鉄御所駅)は +13.6 %(坪単価 +2.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(近鉄新庄駅)は -67.9 %(坪単価 -43.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 29.8 % → 2025年 23.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.3 % → 2025年 10.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 12.1 分 → 2025年 14.0 分、+16.1 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 48.9 % → 2025年 64.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった尺土駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.7万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +9.1%( +3.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2024年)に比べて -57.9%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった近鉄新庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -67.9%( -43.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -83.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄御所線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 尺土駅 | 41.7万/坪 (25.9年/45.6坪) | 38.3万/坪 (27.1年/56.8坪) | 44.8万/坪 (29.5年/49.8坪) |
| 近鉄新庄駅 | 20.5万/坪 (45.3年/83.2坪) | 63.7万/坪 (19.5年/73.6坪) | 70.5万/坪 (21.5年/63.9坪) |
| 忍海駅 | 29.8万/坪 (36.0年/94.5坪) | 32.5万/坪 (36.8年/82.7坪) | 53.0万/坪 (17.3年/70.0坪) |
| 近鉄御所駅 | 23.8万/坪 (35.7年/47.5坪) | 20.9万/坪 (35.4年/51.8坪) | 24.0万/坪 (32.2年/108坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
近鉄御所駅 23.8 万/坪(昨年同期比 +13.6 %)
近鉄御所駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.8万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +13.6%( +2.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2024年)に比べて -46.2%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.7年(昨年 35.4年から +1.0 %増)。平均土地面積は 47.5 坪 (昨年 51.8 坪から -8.2 %減)。平均建物面積は 30.7 坪 (昨年 32.5 坪から -5.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 15.0 分 → 2025年 12.9 分、-14.3 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 54.5 % → 2025年 28.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 36.4 % → 2025年 42.9 %)
近鉄新庄駅 20.5 万/坪(昨年同期比 -67.9 %)
近鉄新庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -67.9%( -43.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -83.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.3年(昨年 19.5年から +132.6 %増)。平均土地面積は 83.2 坪 (昨年 73.6 坪から +13.0 %増)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 37.8 坪から +68.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 19.5 年 → 2025年 45.3 年、+132.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 11.0 分 → 2025年 17.5 分、+59.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.0 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示