【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の能勢電鉄妙見線 (川西能勢口駅～笹部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.2万円/坪(18.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -10.9％( -7.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 88 件(１年前(2024年)に比べて -74.5％( -257件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 29.4年から -8.7 ％減)。平均土地面積は 51.8 坪 (昨年 53.0 坪から -2.2 ％減)。平均建物面積は 33.6 坪 (昨年 33.6 坪から -0.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。多田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは多田駅で昨年に比べ +31.6 ％、坪単価は 89.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(多田駅、平野駅)は +21.1 ％(坪単価 +14.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(滝山駅、絹延橋駅)は -68.2 ％(坪単価 -44.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 38.0 ％ → 2025年 25.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.8 ％ → 2025年 20.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.5 ％ → 2025年 43.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 17.2 ％ → 2025年 13.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった多田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.3万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +31.6％( +21.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2024年)に比べて -63.3％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった滝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -77.9％( -43.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 能勢電鉄妙見線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川西能勢口駅 | 49.7万/坪 (34.3年/56.4坪) | 75.0万/坪 (29.1年/51.2坪) | 70.8万/坪 (28.9年/54.1坪) |
| 絹延橋駅 | 32.4万/坪 (34.0年/15.1坪) | 78.2万/坪 (35.5年/51.7坪) | 40.0万/坪 (40.2年/18.8坪) |
| 滝山駅 | 12.4万/坪 (45.0年/15.1坪) | 56.2万/坪 (40.7年/25.0坪) | 58.7万/坪 (35.2年/70.8坪) |
| 鶯の森駅 | - | 83.7万/坪 (23.2年/52.5坪) | 55.4万/坪 (33.2年/49.8坪) |
| 鼓滝駅 | 42.1万/坪 (29.5年/52.2坪) | 49.4万/坪 (27.9年/35.3坪) | 62.3万/坪 (27.1年/59.0坪) |
| 多田駅 | 89.3万/坪 (13.6年/39.9坪) | 67.9万/坪 (25.6年/39.4坪) | 68.0万/坪 (28.1年/38.3坪) |
| 平野駅 | 74.3万/坪 (22.2年/57.7坪) | 67.2万/坪 (34.9年/66.1坪) | 60.0万/坪 (34.2年/67.1坪) |
| 一の鳥居駅 | 28.3万/坪 (45.0年/33.3坪) | 35.8万/坪 (36.5年/55.5坪) | 63.0万/坪 (30.3年/42.4坪) |
| 畦野駅 | 72.3万/坪 (27.6年/56.0坪) | 71.1万/坪 (29.3年/67.6坪) | 63.7万/坪 (34.3年/59.0坪) |
| 山下駅 | 73.4万/坪 (14.1年/43.7坪) | 71.8万/坪 (23.8年/52.4坪) | 59.7万/坪 (29.5年/54.7坪) |
| 笹部駅 | 61.4万/坪 (28.0年/72.6坪) | 108万/坪 (0.8年/44.2坪) | 71.1万/坪 (15.3年/61.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
多田駅 89.3 万/坪(昨年同期比 +31.6 ％)
多田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.3万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +31.6％( +21.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2024年)に比べて -63.3％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.6年(昨年 25.6年から -46.7 ％減)。平均土地面積は 39.9 坪 (昨年 39.4 坪から +1.1 ％増)。平均建物面積は 29.8 坪 (昨年 28.8 坪から +3.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 25.6 年 → 2025年 13.6 年、-46.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 72.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 30.0 ％ → 2025年 27.3 ％)
平野駅 74.3 万/坪(昨年同期比 +10.5 ％)
平野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.3万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +10.5％( +7.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2024年)に比べて -76.5％( -39件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.2年(昨年 34.9年から -36.4 ％減)。平均土地面積は 57.7 坪 (昨年 66.1 坪から -12.6 ％減)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 36.6 坪から +4.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 34.9 年 → 2025年 22.2 年、-36.4 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.0 ％ → 2025年 8.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 17.5 分 → 2025年 19.6 分、+11.7 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 26.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
滝山駅 12.4 万/坪(昨年同期比 -77.9 ％)
滝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -77.9％( -43.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.0年(昨年 40.7年から +10.6 ％増)。平均土地面積は 15.1 坪 (昨年 25.0 坪から -39.4 ％減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 22.1 坪から +9.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 40.7 年 → 2025年 45.0 年、+10.6 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 8.9 分 → 2025年 10.0 分、+12.7 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 83.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
絹延橋駅 32.4 万/坪(昨年同期比 -58.6 ％)
絹延橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.4万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -58.6％( -45.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.9％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 35.5年から -4.2 ％減)。平均土地面積は 15.1 坪 (昨年 51.7 坪から -70.7 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 28.1 坪から +7.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 6.5 分 → 2025年 5.0 分、-22.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 45.5 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示