【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期の能勢電鉄妙見線 (川西能勢口駅～笹部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.5万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +3.0％( +2.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 58 件(１年前(2023年)に比べて -31.0％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 29.6年から -14.2 ％減)。平均土地面積は 44.4 坪 (昨年 57.5 坪から -22.9 ％減)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 35.9 坪から -9.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。平野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは絹延橋駅で昨年に比べ +173.0 ％、坪単価は 164 万円/坪となった。
上位 2 駅(絹延橋駅、平野駅)は +103.6 ％(坪単価 +60.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(滝山駅、鼓滝駅)は -54.2 ％(坪単価 -37.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 29.6 年 → 2024年 25.4 年、-14.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.7 ％ → 2024年 28.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.4 ％ → 2024年 15.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった絹延橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 164万円/坪(49.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +173.0％( +103.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった滝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -64.9％( -50.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| 能勢電鉄妙見線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川西能勢口駅 | 69.6万/坪 (26.9年/50.9坪) | 75.5万/坪 (24.9年/52.3坪) | 71.9万/坪 (25.7年/50.9坪) |
| 絹延橋駅 | 164万/坪 (1.8年/30.3坪) | 59.9万/坪 (33.8年/23.4坪) | 37.2万/坪 (60.8年/9.1坪) |
| 滝山駅 | 27.1万/坪 (47.1年/16.1坪) | 77.2万/坪 (29.8年/96.3坪) | 106万/坪 (0.8年/30.3坪) |
| 鶯の森駅 | 113万/坪 (0.8年/37.8坪) | - | 41.3万/坪 (44.8年/30.3坪) |
| 鼓滝駅 | 32.0万/坪 (37.8年/31.8坪) | 56.6万/坪 (31.8年/53.7坪) | 41.2万/坪 (35.0年/56.0坪) |
| 多田駅 | 71.4万/坪 (16.8年/39.1坪) | 66.5万/坪 (30.7年/50.7坪) | 74.9万/坪 (25.5年/42.7坪) |
| 平野駅 | 70.3万/坪 (25.8年/51.4坪) | 52.4万/坪 (36.2年/68.2坪) | 68.5万/坪 (29.2年/67.4坪) |
| 一の鳥居駅 | 45.7万/坪 (30.3年/30.3坪) | 63.2万/坪 (34.4年/32.3坪) | 83.3万/坪 (12.1年/38.3坪) |
| 畦野駅 | 59.4万/坪 (32.0年/50.3坪) | 57.7万/坪 (30.1年/59.1坪) | 87.5万/坪 (28.6年/54.6坪) |
| 山下駅 | 78.3万/坪 (13.8年/37.1坪) | 70.9万/坪 (35.5年/94.2坪) | 40.7万/坪 (35.8年/74.9坪) |
| 笹部駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
絹延橋駅 163.5 万/坪(昨年同期比 +173.0 ％)
絹延橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 164万円/坪(49.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +173.0％( +103.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.8年(昨年 33.8年から -94.8 ％減)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 23.4 坪から +29.0 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 21.2 坪から +35.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.8 年 → 2024年 1.8 年、-94.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 4.5 分 → 2024年 5.0 分、+11.1 ％と増加)
平野駅 70.3 万/坪(昨年同期比 +34.3 ％)
平野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.3万円/坪(21.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +34.3％( +18.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -76.9％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.8年(昨年 36.2年から -28.8 ％減)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 68.2 坪から -24.6 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 40.8 坪から -18.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 36.2 年 → 2024年 25.8 年、-28.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.9 分 → 2024年 12.0 分、-36.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
滝山駅 27.1 万/坪(昨年同期比 -64.9 ％)
滝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -64.9％( -50.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 47.1年(昨年 29.8年から +58.3 ％増)。平均土地面積は 16.1 坪 (昨年 96.3 坪から -83.2 ％減)。平均建物面積は 19.2 坪 (昨年 24.2 坪から -20.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.0 分 → 2024年 6.7 分、-25.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 29.8 年 → 2024年 47.1 年、+58.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
鼓滝駅 32.0 万/坪(昨年同期比 -43.6 ％)
鼓滝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -43.6％( -24.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.8年(昨年 31.8年から +18.9 ％増)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 53.7 坪から -40.8 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 33.3 坪から -18.2 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 31.8 年 → 2024年 37.8 年、+18.9 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示