【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の大阪モノレール (大阪空港駅～門真市駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -8.1％( -8.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 118 件(１年前(2024年)に比べて +10.3％( +11件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 25.9年(昨年 22.8年から +13.4 ％増)。平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 49.4 坪から +9.2 ％増)。平均建物面積は 48.1 坪 (昨年 49.2 坪から -2.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。千里中央駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは千里中央駅で昨年に比べ +17.0 ％、坪単価は 171 万円/坪となった。
上位 2 駅(千里中央駅、南茨木駅)は +12.9 ％(坪単価 +18.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(宇野辺駅、門真市駅)は -53.8 ％(坪単価 -77.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.0 ％ → 2025年 27.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.9 ％ → 2025年 5.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 22.8 年 → 2025年 25.9 年、+13.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.4 ％ → 2025年 29.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった山田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 204万円/坪(61.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +0.2％( +0.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宇野辺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -91.9％( -142.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 大阪モノレール | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪空港駅 | - | - | - |
| 蛍池駅 | 94.7万/坪 (36.7年/51.0坪) | 112万/坪 (22.7年/58.8坪) | 117万/坪 (23.9年/74.7坪) |
| 柴原阪大前駅 | 115万/坪 (21.3年/25.9坪) | 126万/坪 (8.0年/28.0坪) | 108万/坪 (18.4年/56.0坪) |
| 少路駅 | 154万/坪 (16.9年/41.7坪) | 151万/坪 (16.8年/45.1坪) | 154万/坪 (18.0年/49.3坪) |
| 千里中央駅 | 171万/坪 (23.6年/77.5坪) | 147万/坪 (23.4年/63.3坪) | 141万/坪 (16.5年/60.8坪) |
| 山田駅 | 204万/坪 (16.0年/51.4坪) | 204万/坪 (23.5年/73.8坪) | 151万/坪 (21.8年/43.9坪) |
| 万博記念公園駅 | - | - | - |
| 宇野辺駅 | 12.6万/坪 (50.0年/46.1坪) | 155万/坪 (8.0年/33.3坪) | 175万/坪 (5.5年/49.2坪) |
| 南茨木駅 | 148万/坪 (19.8年/33.9坪) | 136万/坪 (7.7年/50.6坪) | 107万/坪 (27.7年/29.3坪) |
| 沢良宜駅 | 95.1万/坪 (24.8年/34.2坪) | 95.4万/坪 (22.7年/56.6坪) | 125万/坪 (58.0年/81.7坪) |
| 摂津駅 | 88.1万/坪 (19.8年/29.9坪) | 81.4万/坪 (10.8年/22.7坪) | 97.4万/坪 (19.0年/15.1坪) |
| 南摂津駅 | 62.4万/坪 (30.2年/89.7坪) | 63.6万/坪 (26.9年/44.6坪) | 69.0万/坪 (31.2年/52.7坪) |
| 大日駅 | 74.2万/坪 (27.1年/30.5坪) | 68.5万/坪 (31.4年/38.0坪) | 67.8万/坪 (28.0年/37.6坪) |
| 門真市駅 | 64.1万/坪 (36.5年/96.8坪) | 76.0万/坪 (33.5年/15.9坪) | 50.4万/坪 (36.5年/23.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
千里中央駅 171.4 万/坪(昨年同期比 +17.0 ％)
千里中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 171万円/坪(51.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +17.0％( +24.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -35.7％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.6年(昨年 23.4年から +0.8 ％増)。平均土地面積は 77.5 坪 (昨年 63.3 坪から +22.4 ％増)。平均建物面積は 39.7 坪 (昨年 50.5 坪から -21.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 20.8 分 → 2025年 16.1 分、-22.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 42.9 ％ → 2025年 12.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.4 ％ → 2025年 25.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 12.5 ％)
南茨木駅 147.9 万/坪(昨年同期比 +8.8 ％)
南茨木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 148万円/坪(44.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +8.8％( +12.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -44.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 7.7年から +158.2 ％増)。平均土地面積は 33.9 坪 (昨年 50.6 坪から -33.0 ％減)。平均建物面積は 35.1 坪 (昨年 55.5 坪から -36.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 17.8 分 → 2025年 11.0 分、-38.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 7.7 年 → 2025年 19.8 年、+158.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 ％ → 2025年 20.0 ％)
宇野辺駅 12.6 万/坪(昨年同期比 -91.9 ％)
宇野辺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -91.9％( -142.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 50.0年(昨年 8.0年から +525.0 ％増)。平均土地面積は 46.1 坪 (昨年 33.3 坪から +38.6 ％増)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 30.3 坪から -25.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 8.0 年 → 2025年 50.0 年、+525.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.0 分 → 2025年 15.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
門真市駅 64.1 万/坪(昨年同期比 -15.7 ％)
門真市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.1万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -15.7％( -12.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.5年(昨年 33.5年から +9.0 ％増)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 15.9 坪から +509.5 ％増)。平均建物面積は 68.4 坪 (昨年 25.0 坪から +174.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 7.5 分 → 2025年 8.2 分、+10.0 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示