【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の南海高師浜線 (羽衣駅~高師浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.3万円/坪(18.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -32.4%( -29.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 22 件(1年前(2024年)に比べて -15.4%( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 23.0年から +20.4 %増)。平均土地面積は 35.3 坪 (昨年 40.4 坪から -12.6 %減)。平均建物面積は 31.9 坪 (昨年 39.6 坪から -19.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。伽羅橋駅、高師浜駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは伽羅橋駅で昨年に比べ +60.1 %、坪単価は 87.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(伽羅橋駅)は +60.1 %(坪単価 +32.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(羽衣駅)は -45.8 %(坪単価 -45.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 26.9 % → 2025年 27.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 23.0 年 → 2025年 27.7 年、+20.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 32.0 % → 2025年 55.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 28.0 % → 2025年 16.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高師浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.3万円/坪(29.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +27.1%( +21.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった羽衣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.6万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -45.8%( -45.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて -15.0%( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
| 南海高師浜線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 羽衣駅 | 53.6万/坪 (33.9年/35.1坪) | 98.8万/坪 (21.6年/40.8坪) | 88.4万/坪 (20.3年/41.6坪) |
| 伽羅橋駅 | 87.6万/坪 (18.2年/34.3坪) | 54.7万/坪 (30.4年/26.5坪) | 58.3万/坪 (17.3年/31.8坪) |
| 高師浜駅 | 98.3万/坪 (1.1年/38.6坪) | 77.3万/坪 (27.1年/45.4坪) | 95.8万/坪 (7.1年/43.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
伽羅橋駅 87.6 万/坪(昨年同期比 +60.1 %)
伽羅橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.6万円/坪(26.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +60.1%( +32.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.2年(昨年 30.4年から -40.2 %減)。平均土地面積は 34.3 坪 (昨年 26.5 坪から +29.5 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 33.3 坪から -13.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 30.4 年 → 2025年 18.2 年、-40.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 10.0 分 → 2025年 8.3 分、-16.7 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 33.3 %)
羽衣駅 53.6 万/坪(昨年同期比 -45.8 %)
羽衣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.6万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -45.8%( -45.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて -15.0%( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 33.9年(昨年 21.6年から +57.0 %増)。平均土地面積は 35.1 坪 (昨年 40.8 坪から -14.0 %減)。平均建物面積は 32.6 坪 (昨年 40.6 坪から -19.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.0 % → 2025年 17.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 21.6 年 → 2025年 33.9 年、+57.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 61.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 30.8 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示