
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期のJR東西線 (京橋駅~加島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.5万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -14.8%( -16.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 26.8年から +9.8 %増)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 32.0 坪から +51.3 %増)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 64.6 坪から -52.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。京橋駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは京橋駅で昨年に比べ +15.0 %、坪単価は 94.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(京橋駅)は +15.0 %(坪単価 +12.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(御幣島駅)は -27.0 %(坪単価 -36.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.0 % → 2024年 30.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.0 % → 2024年 15.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.6 分 → 2024年 9.9 分、+29.8 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 20.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.0 % → 2024年 30.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新福島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -8.9%( -12.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった加島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.8万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +7.7%( +6.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR東西線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
京橋駅 | 94.3万/坪 (37.8年/91.3坪) | 82.0万/坪 (34.4年/23.2坪) | 110万/坪 (23.5年/30.7坪) |
大阪城北詰駅 | 63.5万/坪 (0年/21.2坪) | - | - |
大阪天満宮駅 | - | 174万/坪 (48.1年/73.6坪) | 92.1万/坪 (32.8年/136坪) |
北新地駅 | - | - | - |
新福島駅 | 126万/坪 (25.8年/15.1坪) | 139万/坪 (23.8年/19.7坪) | 116万/坪 (25.8年/18.2坪) |
海老江駅 | - | 98.5万/坪 (30.8年/23.2坪) | 140万/坪 (42.1年/22.4坪) |
御幣島駅 | 99.2万/坪 (20.8年/19.7坪) | 136万/坪 (4.1年/27.7坪) | 90.6万/坪 (10.8年/44.2坪) |
加島駅 | 89.8万/坪 (22.0年/20.6坪) | 83.4万/坪 (22.8年/25.3坪) | 125万/坪 (4.3年/29.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
京橋駅 94.3 万/坪(昨年同期比 +15.0 %)
京橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.3万円/坪(28.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +15.0%( +12.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.8年(昨年 34.4年から +9.7 %増)。平均土地面積は 91.3 坪 (昨年 23.2 坪から +293.5 %増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 31.8 坪から -9.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.0 分 → 2024年 9.8 分、+40.5 %と大きく増加)
御幣島駅 99.2 万/坪(昨年同期比 -27.0 %)
御幣島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -27.0%( -36.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.8年(昨年 4.1年から +408.0 %増)。平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 27.7 坪から -29.1 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 34.3 坪から -11.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 9.3 分 → 2024年 7.5 分、-19.6 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 4.1 年 → 2024年 20.8 年、+408.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示