【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の京都丹後鉄道宮豊線 (宮津駅～久美浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.1万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -11.6％( -2.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 40 件(１年前(2024年)に比べて -62.3％( -66件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.0年(昨年 42.9年から +7.2 ％増)。平均土地面積は 126.7 坪 (昨年 107.2 坪から +18.2 ％増)。平均建物面積は 63.1 坪 (昨年 49.3 坪から +28.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。かぶと山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのはかぶと山駅で昨年に比べ +65.5 ％、坪単価は 5.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(かぶと山駅、網野駅)は +38.0 ％(坪単価 +2.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(与謝野駅、峰山駅)は -79.5 ％(坪単価 -16.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 41.5 分 → 2025年 34.4 分、-17.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.7 ％ → 2025年 10.0 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.9 ％ → 2025年 2.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.3 ％ → 2025年 74.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 21.7 ％ → 2025年 25.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岩滝口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.3万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -8.8％( -2.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -63.2％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった与謝野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.0万円/坪(0.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -87.0％( -13.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 京都丹後鉄道宮豊線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 宮津駅 | 10.0万/坪 (44.5年/93.8坪) | 10.0万/坪 (48.7年/78.2坪) | 15.6万/坪 (44.5年/83.9坪) |
| 天橋立駅 | 28.2万/坪 (36.5年/182坪) | - | 29.6万/坪 (39.5年/240坪) |
| 岩滝口駅 | 30.3万/坪 (47.1年/160坪) | 33.2万/坪 (41.5年/117坪) | 13.7万/坪 (41.9年/94.8坪) |
| 与謝野駅 | 2.0万/坪 (0年/103坪) | 15.8万/坪 (50.2年/185坪) | 7.4万/坪 (51.3年/104坪) |
| 京丹後大宮駅 | 12.2万/坪 (50.5年/183坪) | 12.9万/坪 (24.7年/154坪) | 19.1万/坪 (42.0年/127坪) |
| 峰山駅 | 7.8万/坪 (58.1年/79.4坪) | 27.9万/坪 (44.0年/109坪) | 18.3万/坪 (37.2年/126坪) |
| 網野駅 | 18.4万/坪 (38.1年/63.1坪) | 16.7万/坪 (41.4年/86.8坪) | 3.3万/坪 (50.2年/81.0坪) |
| 夕日ケ浦木津温泉駅 | 3.9万/坪 (44.0年/133坪) | - | - |
| 小天橋駅 | 3.8万/坪 (0年/66.6坪) | 5.4万/坪 (55.3年/64.5坪) | 2.9万/坪 (71.3年/180坪) |
| かぶと山駅 | 5.8万/坪 (41.3年/349坪) | 3.5万/坪 (50.0年/135坪) | 3.6万/坪 (53.5年/113坪) |
| 久美浜駅 | - | 7.5万/坪 (37.3年/67.5坪) | 4.4万/坪 (47.3年/97.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
かぶと山駅 5.8 万/坪(昨年同期比 +65.5 ％)
かぶと山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.8万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +65.5％( +2.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.3年(昨年 50.0年から -17.4 ％減)。平均土地面積は 349.4 坪 (昨年 135.5 坪から +157.9 ％増)。平均建物面積は 105.9 坪 (昨年 61.8 坪から +71.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 50.0 年 → 2025年 41.3 年、-17.4 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 55.4 分 → 2025年 16.0 分、-71.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
網野駅 18.4 万/坪(昨年同期比 +10.5 ％)
網野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.4万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +10.5％( +1.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -70.8％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.1年(昨年 41.4年から -7.9 ％減)。平均土地面積は 63.1 坪 (昨年 86.8 坪から -27.3 ％減)。平均建物面積は 42.1 坪 (昨年 51.3 坪から -17.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 63.2 ％ → 2025年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 65.8 分 → 2025年 80.3 分、+22.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 26.3 ％ → 2025年 50.0 ％)
与謝野駅 2.0 万/坪(昨年同期比 -87.0 ％)
与謝野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.0万円/坪(0.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -87.0％( -13.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 185.2 坪から -44.5 ％減)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 45.2 坪から +40.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 38.0 分 → 2025年 60.0 分、+57.9 ％と大きく増加)
峰山駅 7.8 万/坪(昨年同期比 -71.9 ％)
峰山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -71.9％( -20.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -53.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 58.1年(昨年 44.0年から +32.0 ％増)。平均土地面積は 79.4 坪 (昨年 109.4 坪から -27.4 ％減)。平均建物面積は 53.9 坪 (昨年 41.5 坪から +30.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 44.0 年 → 2025年 58.1 年、+32.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 63.6 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示