【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の京都丹後鉄道宮豊線 (宮津駅～久美浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.6万円/坪(4.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +147.9％( +9.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(１年前(2023年)に比べて -13.3％( -4件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 45.0年(昨年 52.2年から -13.9 ％減)。平均土地面積は 113.3 坪 (昨年 95.7 坪から +18.4 ％増)。平均建物面積は 50.7 坪 (昨年 54.8 坪から -7.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。宮津駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは宮津駅で昨年に比べ -18.1 ％、坪単価は 12.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(峰山駅、岩滝口駅)は +587.7 ％(坪単価 +16.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(宮津駅、網野駅)は +69.3 ％(坪単価 +1.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 52.2 年 → 2024年 45.0 年、-13.9 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 85.7 ％ → 2024年 66.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.7 ％ → 2024年 7.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 23.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岩滝口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +310.5％( +20.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった網野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.5万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +156.6％( +5.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -37.5％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 京都丹後鉄道宮豊線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 宮津駅 | 12.8万/坪 (44.5年/68.1坪) | 15.6万/坪 (59.0年/113坪) | 4.6万/坪 (69.6年/31.8坪) |
| 天橋立駅 | - | - | - |
| 岩滝口駅 | 27.1万/坪 (54.2年/178坪) | 6.6万/坪 (42.5年/89.5坪) | 17.5万/坪 (40.7年/141坪) |
| 与謝野駅 | 24.3万/坪 (44.5年/144坪) | 7.3万/坪 (56.2年/106坪) | 1.4万/坪 (0年/109坪) |
| 京丹後大宮駅 | 18.5万/坪 (19.5年/239坪) | 5.0万/坪 (58.9年/119坪) | 25.4万/坪 (32.5年/124坪) |
| 峰山駅 | 14.7万/坪 (49.5年/129坪) | 1.5万/坪 (46.5年/89.2坪) | 9.5万/坪 (44.0年/83.2坪) |
| 網野駅 | 9.5万/坪 (43.1年/57.5坪) | 3.7万/坪 (43.8年/90.4坪) | 8.7万/坪 (40.0年/164坪) |
| 夕日ケ浦木津温泉駅 | - | - | - |
| 小天橋駅 | 12.8万/坪 (58.5年/48.4坪) | - | - |
| かぶと山駅 | - | 2.1万/坪 (61.5年/47.6坪) | - |
| 久美浜駅 | 2.1万/坪 (47.5年/33.3坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
峰山駅 14.7 万/坪(昨年同期比 +865.0 ％)
峰山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +865.0％( +13.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 49.5年(昨年 46.5年から +6.5 ％増)。平均土地面積は 128.9 坪 (昨年 89.2 坪から +44.4 ％増)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 53.7 坪から -7.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 50.0 分 → 2024年 23.0 分、-54.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 75.0 ％)
岩滝口駅 27.1 万/坪(昨年同期比 +310.5 ％)
岩滝口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +310.5％( +20.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 54.2年(昨年 42.5年から +27.5 ％増)。平均土地面積は 178.5 坪 (昨年 89.5 坪から +99.4 ％増)。平均建物面積は 52.9 坪 (昨年 47.1 坪から +12.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 42.5 年 → 2024年 54.2 年、+27.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 55.7 分 → 2024年 63.0 分、+13.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
宮津駅 12.8 万/坪(昨年同期比 -18.1 ％)
宮津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -18.1％( -2.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 44.5年(昨年 59.0年から -24.6 ％減)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 112.7 坪から -39.6 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 48.0 坪から -27.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 59.0 年 → 2024年 44.5 年、-24.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.8 分 → 2024年 10.6 分、+123.2 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 20.0 ％)
網野駅 9.5 万/坪(昨年同期比 +156.6 ％)
網野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.5万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +156.6％( +5.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -37.5％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.1年(昨年 43.8年から -1.5 ％減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 90.4 坪から -36.4 ％減)。平均建物面積は 33.6 坪 (昨年 72.4 坪から -53.6 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 40.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 43.9 分 → 2024年 66.0 分、+50.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示