
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期の阪急嵐山線 (桂駅~嵐山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 100万円/坪(30.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -17.0%( -20.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 56 件(1年前(2023年)に比べて -21.1%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.9年(昨年 21.6年から +61.8 %増)。平均土地面積は 32.1 坪 (昨年 44.7 坪から -28.1 %減)。平均建物面積は 27.7 坪 (昨年 40.8 坪から -31.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。上桂駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは上桂駅で昨年に比べ +18.8 %、坪単価は 149 万円/坪となった。
上位 1 駅(上桂駅)は +18.8 %(坪単価 +23.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(嵐山駅)は -52.9 %(坪単価 -77.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 % → 2024年 34.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.6 年 → 2024年 34.9 年、+61.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.6 % → 2024年 42.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 18.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上桂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +18.8%( +23.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -35.3%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった嵐山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.8万円/坪(20.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -52.9%( -77.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
阪急嵐山線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
桂駅 | 87.6万/坪 (43.4年/35.5坪) | 111万/坪 (24.9年/46.8坪) | 97.5万/坪 (27.3年/56.5坪) |
上桂駅 | 149万/坪 (20.6年/28.5坪) | 126万/坪 (21.2年/42.8坪) | 105万/坪 (22.8年/39.9坪) |
松尾大社駅 | 98.2万/坪 (23.8年/26.3坪) | 123万/坪 (12.2年/28.0坪) | 68.5万/坪 (34.3年/19.2坪) |
嵐山駅 | 68.8万/坪 (37.2年/31.5坪) | 146万/坪 (15.5年/50.2坪) | 55.1万/坪 (43.8年/35.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上桂駅 149.4 万/坪(昨年同期比 +18.8 %)
上桂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +18.8%( +23.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -35.3%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 21.2年から -3.1 %減)。平均土地面積は 28.5 坪 (昨年 42.8 坪から -33.5 %減)。平均建物面積は 23.8 坪 (昨年 30.9 坪から -22.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.7 % → 2024年 50.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 % → 2024年 30.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 % → 2024年 20.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.5 % → 2024年 18.2 %)
嵐山駅 68.8 万/坪(昨年同期比 -52.9 %)
嵐山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.8万円/坪(20.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -52.9%( -77.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.2年(昨年 15.5年から +140.4 %増)。平均土地面積は 31.5 坪 (昨年 50.2 坪から -37.3 %減)。平均建物面積は 30.6 坪 (昨年 25.4 坪から +20.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.4 分 → 2024年 7.0 分、-17.1 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 % → 2024年 60.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 15.5 年 → 2024年 37.2 年、+140.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 % → 2024年 40.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 40.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示