【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期のJR琵琶湖線 (山科駅~京都駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 170万円/坪(51.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +42.4%( +50.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2024年)に比べて -6.2%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 26.9年から +3.7 %増)。平均土地面積は 38.1 坪 (昨年 66.4 坪から -42.6 %減)。平均建物面積は 56.1 坪 (昨年 62.5 坪から -10.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。
上位 1 駅(京都駅)は +148.8 %(坪単価 +213.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(山科駅)は -26.2 %(坪単価 -27.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.7 % → 2025年 20.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 41.7 % → 2025年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.3 % → 2025年 25.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 % → 2025年 16.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 357万円/坪(108万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +148.8%( +213.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.9万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -26.2%( -27.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて +11.1%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
| JR琵琶湖線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 山科駅 | 75.9万/坪 (31.6年/34.8坪) | 103万/坪 (32.7年/65.5坪) | 74.7万/坪 (29.8年/39.5坪) |
| 京都駅 | 357万/坪 (16.6年/44.8坪) | 144万/坪 (9.3年/67.4坪) | 202万/坪 (19.6年/17.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
京都駅 357.3 万/坪(昨年同期比 +148.8 %)
京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 357万円/坪(108万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +148.8%( +213.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -28.6%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.6年(昨年 9.3年から +79.2 %増)。平均土地面積は 44.8 坪 (昨年 67.4 坪から -33.6 %減)。平均建物面積は 94.4 坪 (昨年 38.3 坪から +146.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 10.9 分 → 2025年 9.4 分、-13.4 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 9.3 年 → 2025年 16.6 年、+79.2 %と大きく増加)
山科駅 75.9 万/坪(昨年同期比 -26.2 %)
山科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.9万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -26.2%( -27.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2024年)に比べて +11.1%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 31.6年(昨年 32.7年から -3.4 %減)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 65.5 坪から -46.9 %減)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 78.7 坪から -53.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 % → 2025年 30.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 22.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 22.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示