
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR湖西線 (山科駅~京都駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 146万円/坪(44.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +8.4%( +11.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2024年)に比べて +5.9%( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 32.2年(昨年 27.3年から +18.0 %増)。平均土地面積は 38.1 坪 (昨年 39.5 坪から -3.4 %減)。平均建物面積は 30.9 坪 (昨年 57.6 坪から -46.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。山科駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは山科駅で昨年に比べ +34.7 %、坪単価は 125 万円/坪となった。
上位 1 駅(山科駅)は +34.7 %(坪単価 +32.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(京都駅)は -3.0 %(坪単価 -5.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.3 % → 2025年 25.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 % → 2025年 37.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 27.3 年 → 2025年 32.2 年、+18.0 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 29.4 % → 2025年 22.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 26.7 % → 2025年 31.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 190万円/坪(57.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -3.0%( -5.9万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +34.7%( +32.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて +20.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR湖西線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
山科駅 | 125万/坪 (27.7年/45.2坪) | 92.6万/坪 (27.3年/38.4坪) | 109万/坪 (31.3年/53.7坪) |
京都駅 | 190万/坪 (45.8年/23.9坪) | 195万/坪 (27.2年/41.1坪) | 239万/坪 (20.3年/50.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
山科駅 124.8 万/坪(昨年同期比 +34.7 %)
山科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +34.7%( +32.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて +20.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 27.3年から +1.3 %増)。平均土地面積は 45.2 坪 (昨年 38.4 坪から +17.8 %増)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 38.9 坪から -4.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.2 分 → 2025年 9.8 分、-20.1 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 33.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 25.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.0 % → 2025年 41.7 %)
京都駅 189.5 万/坪(昨年同期比 -3.0 %)
京都駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 190万円/坪(57.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -3.0%( -5.9万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて -14.3%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 45.8年(昨年 27.2年から +68.2 %増)。平均土地面積は 23.9 坪 (昨年 41.1 坪から -41.7 %減)。平均建物面積は 18.7 坪 (昨年 84.3 坪から -77.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 % → 2025年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 27.2 年 → 2025年 45.8 年、+68.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.0 分 → 2025年 10.8 分、+54.8 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 % → 2025年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示