【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜12月期の三岐鉄道三岐線 (近鉄富田駅～西藤原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.1万円/坪(13.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -22.6％( -13.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 71 件(１年前(2023年)に比べて -26.0％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 21.9年から +25.6 ％増)。平均土地面積は 85.7 坪 (昨年 84.2 坪から +1.8 ％増)。平均建物面積は 45.6 坪 (昨年 41.1 坪から +10.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。平津駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは平津駅で昨年に比べ +60.6 ％、坪単価は 86.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(平津駅、保々駅)は +40.1 ％(坪単価 +20.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(伊勢治田駅、山城駅)は -71.2 ％(坪単価 -25.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 19.4 分 → 2024年 17.4 分、-10.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.1 ％ → 2024年 4.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.9 年 → 2024年 27.5 年、+25.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.7 ％ → 2024年 27.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 30.5 ％ → 2024年 25.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった平津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.2万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +60.6％( +32.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊勢治田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.5万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -75.6％( -7.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 三岐鉄道三岐線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 近鉄富田駅 | 40.2万/坪 (32.4年/85.7坪) | 72.7万/坪 (25.7年/54.7坪) | 69.7万/坪 (24.2年/72.7坪) |
| 大矢知駅 | 75.1万/坪 (22.9年/90.3坪) | 66.2万/坪 (21.8年/63.4坪) | 66.1万/坪 (26.5年/110坪) |
| 平津駅 | 86.2万/坪 (17.9年/64.3坪) | 53.7万/坪 (20.9年/48.0坪) | 107万/坪 (30.6年/67.2坪) |
| 暁学園前駅 | 23.8万/坪 (37.2年/96.8坪) | 56.6万/坪 (25.2年/70.0坪) | 48.6万/坪 (27.3年/94.0坪) |
| 山城駅 | 21.6万/坪 (30.9年/94.5坪) | 65.1万/坪 (20.8年/64.6坪) | 58.2万/坪 (23.6年/97.4坪) |
| 保々駅 | 45.6万/坪 (21.8年/67.6坪) | 38.2万/坪 (21.7年/61.4坪) | 24.7万/坪 (35.7年/121坪) |
| 北勢中央公園口駅 | 18.5万/坪 (33.2年/78.7坪) | 25.8万/坪 (28.7年/70.6坪) | 96.2万/坪 (0.4年/69.6坪) |
| 梅戸井駅 | 25.3万/坪 (42.8年/122坪) | 31.3万/坪 (33.3年/212坪) | 45.9万/坪 (33.0年/103坪) |
| 大安駅 | - | 56.9万/坪 (19.1年/75.6坪) | 36.4万/坪 (17.8年/89.2坪) |
| 三里駅 | 53.7万/坪 (16.1年/57.2坪) | 79.5万/坪 (1.7年/139坪) | 73.2万/坪 (1.3年/61.3坪) |
| 丹生川駅 | 39.1万/坪 (16.2年/111坪) | - | 3.3万/坪 (0年/197坪) |
| 伊勢治田駅 | 2.5万/坪 (53.0年/113坪) | 10.2万/坪 (0年/142坪) | 5.8万/坪 (28.0年/81.7坪) |
| 東藤原駅 | - | - | - |
| 西野尻駅 | - | - | - |
| 西藤原駅 | - | 2.5万/坪 (34.4年/176坪) | 19.8万/坪 (0年/424坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
平津駅 86.2 万/坪(昨年同期比 +60.6 ％)
平津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.2万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +60.6％( +32.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 17.9年(昨年 20.9年から -14.4 ％減)。平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 48.0 坪から +33.9 ％増)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 32.9 坪から +8.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 20.9 年 → 2024年 17.9 年、-14.4 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.8 分 → 2024年 12.8 分、+45.7 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
保々駅 45.6 万/坪(昨年同期比 +19.5 ％)
保々駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.6万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +19.5％( +7.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 21.7年から +0.5 ％増)。平均土地面積は 67.6 坪 (昨年 61.4 坪から +10.0 ％増)。平均建物面積は 33.0 坪 (昨年 33.9 坪から -2.5 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
伊勢治田駅 2.5 万/坪(昨年同期比 -75.6 ％)
伊勢治田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.5万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -75.6％( -7.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 113.4 坪 (昨年 142.2 坪から -20.2 ％減)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 393.3 坪から -95.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.5 分 → 2024年 19.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
山城駅 21.6 万/坪(昨年同期比 -66.8 ％)
山城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -66.8％( -43.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -65.0％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.9年(昨年 20.8年から +48.5 ％増)。平均土地面積は 94.5 坪 (昨年 64.6 坪から +46.4 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 35.0 坪から +7.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.4 分 → 2024年 12.9 分、-25.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.8 年 → 2024年 30.9 年、+48.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 ％ → 2024年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示