【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜3月期の名古屋市桜通線 (太閤通駅～徳重駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -2.1％( -2.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 95 件(１年前(2018年)に比べて +5.6％( +5件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 12.6年(昨年 8.3年から +52.5 ％増)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 45.7 坪から +29.0 ％増)。平均建物面積は 61.8 坪 (昨年 62.8 坪から -1.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。高岳駅、桜本町駅、鶴里駅、相生山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは瑞穂運動場西駅で昨年に比べ +208.9 ％、坪単価は 154 万円/坪となった。
上位 2 駅(瑞穂運動場西駅、鶴里駅)は +126.1 ％(坪単価 +70.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鳴子北駅、車道駅)は -53.4 ％(坪単価 -85.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.5 ％ → 2019年 5.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 8.3 年 → 2019年 12.6 年、+52.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.7 ％ → 2019年 9.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 67.1 ％ → 2019年 53.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桜本町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 167万円/坪(50.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +27.8％( +36.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった国際センター駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.9万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +7.7％( +2.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 名古屋市桜通線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 太閤通駅 | 84.5万/坪 (21.0年/97.8坪) | 104万/坪 (7.0年/37.1坪) | 36.6万/坪 (40.5年/44.6坪) |
| 名古屋駅 | 75.2万/坪 (0年/42.4坪) | 85.1万/坪 (40.5年/47.6坪) | 226万/坪 (39.0年/44.6坪) |
| 国際センター駅 | 40.9万/坪 (55.0年/24.2坪) | 38.0万/坪 (0年/63.5坪) | 27.2万/坪 (43.0年/31.8坪) |
| 丸の内駅 | - | 106万/坪 (30.5年/88.5坪) | - |
| 久屋大通駅 | 78.4万/坪 (25.8年/78.7坪) | - | - |
| 高岳駅 | 165万/坪 (22.3年/77.1坪) | 123万/坪 (26.0年/60.0坪) | - |
| 車道駅 | 91.2万/坪 (16.0年/119坪) | 177万/坪 (0年/59.0坪) | 95.2万/坪 (25.5年/71.1坪) |
| 今池駅 | 70.5万/坪 (30.0年/75.6坪) | 98.0万/坪 (16.5年/67.3坪) | 133万/坪 (5.3年/39.7坪) |
| 吹上駅 | 142万/坪 (12.8年/39.3坪) | 120万/坪 (11.5年/36.8坪) | 118万/坪 (5.8年/40.3坪) |
| 御器所駅 | 126万/坪 (14.8年/63.1坪) | 188万/坪 (0.3年/32.3坪) | 72.7万/坪 (26.0年/135坪) |
| 桜山駅 | 141万/坪 (7.5年/49.2坪) | 132万/坪 (8.8年/63.1坪) | 119万/坪 (28.0年/56.0坪) |
| 瑞穂区役所駅 | 129万/坪 (18.8年/47.1坪) | 143万/坪 (0年/32.3坪) | 126万/坪 (0年/22.7坪) |
| 瑞穂運動場西駅 | 154万/坪 (0年/41.8坪) | 50.0万/坪 (37.0年/66.6坪) | 98.1万/坪 (44.0年/40.8坪) |
| 新瑞橋駅 | 157万/坪 (8.3年/37.1坪) | 132万/坪 (2.7年/27.2坪) | 138万/坪 (3.0年/42.4坪) |
| 桜本町駅 | 167万/坪 (21.5年/70.3坪) | 131万/坪 (1.0年/37.8坪) | 132万/坪 (0年/22.7坪) |
| 鶴里駅 | 124万/坪 (0.4年/33.9坪) | 86.2万/坪 (0年/28.7坪) | 55.1万/坪 (27.5年/34.2坪) |
| 野並駅 | 113万/坪 (6.8年/43.4坪) | 118万/坪 (5.4年/47.5坪) | 154万/坪 (0.5年/43.2坪) |
| 鳴子北駅 | 61.7万/坪 (27.0年/131坪) | 148万/坪 (3.0年/41.5坪) | 144万/坪 (7.4年/42.6坪) |
| 相生山駅 | 121万/坪 (7.4年/43.6坪) | 100万/坪 (16.0年/38.6坪) | 106万/坪 (12.0年/80.6坪) |
| 神沢駅 | 123万/坪 (3.0年/46.9坪) | 121万/坪 (6.8年/39.9坪) | 105万/坪 (12.8年/51.7坪) |
| 徳重駅 | 132万/坪 (7.5年/56.2坪) | 130万/坪 (2.9年/46.8坪) | 130万/坪 (3.0年/50.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
瑞穂運動場西駅 154.4 万/坪(昨年同期比 +208.9 ％)
瑞穂運動場西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 154万円/坪(46.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +208.9％( +104.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 37.0年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 41.8 坪 (昨年 66.6 坪から -37.1 ％減)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 130.1 坪から -60.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 37.0 年 → 2019年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 2.0 分 → 2019年 6.3 分、+216.7 ％と大きく増加)
鶴里駅 123.6 万/坪(昨年同期比 +43.3 ％)
鶴里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +43.3％( +37.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 33.9 坪 (昨年 28.7 坪から +17.9 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 34.8 坪から -13.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 15.0 分 → 2019年 7.8 分、-48.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
鳴子北駅 61.7 万/坪(昨年同期比 -58.2 ％)
鳴子北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.7万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -58.2％( -86.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 3.0年から +800.1 ％増)。平均土地面積は 130.6 坪 (昨年 41.5 坪から +214.8 ％増)。平均建物面積は 176.5 坪 (昨年 33.5 坪から +426.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 3.0 年 → 2019年 27.0 年、+800.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 12.1 分 → 2019年 13.7 分、+12.5 ％と増加)
車道駅 91.2 万/坪(昨年同期比 -48.5 ％)
車道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.2万円/坪(27.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -48.5％( -85.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 119.5 坪 (昨年 59.0 坪から +102.6 ％増)。平均建物面積は 87.7 坪 (昨年 169.4 坪から -48.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 1.0 分 → 2019年 5.5 分、+450.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示