【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の名鉄瀬戸線 (東大手駅～尾張瀬戸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.0万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -7.2％( -7.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 109 件(１年前(2024年)に比べて +12.4％( +12件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 18.1年(昨年 12.5年から +44.3 ％増)。平均土地面積は 51.3 坪 (昨年 54.2 坪から -5.2 ％減)。平均建物面積は 36.6 坪 (昨年 36.5 坪から +0.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。清水駅、大曽根駅、守山自衛隊前駅、小幡駅、印場駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは清水駅で昨年に比べ +57.8 ％、坪単価は 186 万円/坪となった。
上位 2 駅(清水駅、印場駅)は +43.6 ％(坪単価 +45.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新瀬戸駅、尾張瀬戸駅)は -55.4 ％(坪単価 -57.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.2 ％ → 2025年 5.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 24.5 ％ → 2025年 19.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 12.5 年 → 2025年 18.1 年、+44.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.5 ％ → 2025年 16.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 52.1 ％ → 2025年 40.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった清水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 186万円/坪(56.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +57.8％( +68.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった尾張瀬戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.2万円/坪(10.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -52.2％( -37.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて +88.9％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 名鉄瀬戸線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東大手駅 | 238万/坪 (52.0年/112坪) | - | - |
| 清水駅 | 186万/坪 (8.5年/68.1坪) | 118万/坪 (29.0年/75.6坪) | 132万/坪 (5.0年/39.3坪) |
| 尼ケ坂駅 | 126万/坪 (2.0年/18.2坪) | - | 121万/坪 (8.0年/31.8坪) |
| 森下駅 | 155万/坪 (1.0年/31.8坪) | 130万/坪 (15.0年/25.4坪) | 129万/坪 (15.3年/76.6坪) |
| 大曽根駅 | 131万/坪 (15.0年/36.3坪) | 103万/坪 (40.0年/31.8坪) | 120万/坪 (10.8年/45.9坪) |
| 矢田駅 | - | 166万/坪 (0.5年/18.2坪) | 102万/坪 (33.0年/40.1坪) |
| 守山自衛隊前駅 | 119万/坪 (8.5年/31.4坪) | 92.4万/坪 (8.0年/36.7坪) | 121万/坪 (0年/47.4坪) |
| 瓢箪山駅 | 91.7万/坪 (21.8年/45.8坪) | 118万/坪 (4.6年/36.0坪) | 143万/坪 (1.0年/26.2坪) |
| 小幡駅 | 116万/坪 (1.0年/37.1坪) | 90.5万/坪 (20.5年/37.8坪) | 101万/坪 (16.3年/57.1坪) |
| 喜多山駅 | 115万/坪 (3.9年/39.7坪) | 126万/坪 (3.0年/36.0坪) | 54.4万/坪 (36.0年/50.7坪) |
| 大森・金城学院前駅 | 102万/坪 (12.9年/54.3坪) | 94.4万/坪 (25.4年/184坪) | 94.3万/坪 (8.0年/30.3坪) |
| 印場駅 | 99.9万/坪 (8.6年/44.5坪) | 77.2万/坪 (20.3年/58.0坪) | 89.9万/坪 (15.8年/60.3坪) |
| 旭前駅 | 98.3万/坪 (10.3年/44.6坪) | 99.3万/坪 (12.4年/68.3坪) | 89.9万/坪 (12.5年/42.7坪) |
| 尾張旭駅 | 105万/坪 (12.0年/47.1坪) | 95.7万/坪 (10.6年/67.8坪) | 66.8万/坪 (32.9年/50.7坪) |
| 三郷駅 | 75.7万/坪 (18.5年/44.3坪) | 91.7万/坪 (12.5年/48.1坪) | 94.3万/坪 (22.9年/99.5坪) |
| 水野駅 | 86.2万/坪 (14.4年/73.2坪) | 88.9万/坪 (3.6年/45.6坪) | 77.6万/坪 (15.5年/61.8坪) |
| 新瀬戸駅 | 54.9万/坪 (37.4年/72.1坪) | 132万/坪 (7.0年/28.7坪) | 115万/坪 (0年/31.8坪) |
| 瀬戸市役所前駅 | 49.0万/坪 (31.0年/48.9坪) | 102万/坪 (3.0年/47.9坪) | 57.2万/坪 (43.0年/109坪) |
| 尾張瀬戸駅 | 34.2万/坪 (41.7年/56.2坪) | 71.6万/坪 (16.1年/49.2坪) | 55.0万/坪 (18.0年/54.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
清水駅 186.0 万/坪(昨年同期比 +57.8 ％)
清水駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 186万円/坪(56.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +57.8％( +68.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.5年(昨年 29.0年から -70.7 ％減)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 75.6 坪から -10.0 ％減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 69.6 坪から -37.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 29.0 年 → 2025年 8.5 年、-70.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 2.0 分 → 2025年 10.0 分、+400.0 ％と大きく増加)
印場駅 99.9 万/坪(昨年同期比 +29.3 ％)
印場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.9万円/坪(30.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +29.3％( +22.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて +200.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.6年(昨年 20.3年から -57.9 ％減)。平均土地面積は 44.5 坪 (昨年 58.0 坪から -23.2 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 53.4 坪から -37.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 20.3 年 → 2025年 8.6 年、-57.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 22.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.0 分 → 2025年 17.6 分、+25.4 ％と大きく増加)
新瀬戸駅 54.9 万/坪(昨年同期比 -58.5 ％)
新瀬戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.9万円/坪(16.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -58.5％( -77.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.4年(昨年 7.0年から +433.3 ％増)。平均土地面積は 72.1 坪 (昨年 28.7 坪から +150.9 ％増)。平均建物面積は 54.7 坪 (昨年 12.1 坪から +352.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 7.0 年 → 2025年 37.4 年、+433.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 4.0 分 → 2025年 10.0 分、+150.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 20.0 ％)
尾張瀬戸駅 34.2 万/坪(昨年同期比 -52.2 ％)
尾張瀬戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.2万円/坪(10.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -52.2％( -37.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて +88.9％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.7年(昨年 16.1年から +158.5 ％増)。平均土地面積は 56.2 坪 (昨年 49.2 坪から +14.2 ％増)。平均建物面積は 30.4 坪 (昨年 31.1 坪から -2.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 ％ → 2025年 14.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 16.1 年 → 2025年 41.7 年、+158.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 ％ → 2025年 57.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示