【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期の名鉄瀬戸線 (東大手駅～尾張瀬戸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.4万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -3.8％( -3.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 58 件(１年前(2023年)に比べて -39.6％( -38件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.4年(昨年 14.8年から +10.9 ％増)。平均土地面積は 49.7 坪 (昨年 65.9 坪から -24.6 ％減)。平均建物面積は 37.4 坪 (昨年 52.5 坪から -28.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。尾張瀬戸駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは尾張瀬戸駅で昨年に比べ +29.1 ％、坪単価は 55.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(尾張瀬戸駅、大曽根駅)は +24.3 ％(坪単価 +15.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(尼ケ坂駅、旭前駅)は -33.7 ％(坪単価 -37.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.4 ％ → 2024年 14.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.9 ％ → 2024年 13.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 14.8 年 → 2024年 16.4 年、+10.9 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.9 ％ → 2024年 29.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 39.6 ％ → 2024年 25.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった喜多山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(44.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +9.5％( +12.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった旭前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.4万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -26.2％( -16.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄瀬戸線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東大手駅 | - | - | - |
| 清水駅 | 110万/坪 (5.8年/15.1坪) | - | 158万/坪 (-0.25年/19.7坪) |
| 尼ケ坂駅 | 82.6万/坪 (16.8年/25.0坪) | 141万/坪 (0.8年/43.4坪) | 117万/坪 (13.1年/16.6坪) |
| 森下駅 | 145万/坪 (7.3年/34.0坪) | - | 64.1万/坪 (34.3年/46.9坪) |
| 大曽根駅 | 112万/坪 (8.0年/32.1坪) | 93.3万/坪 (20.8年/93.8坪) | 86.2万/坪 (16.3年/46.1坪) |
| 矢田駅 | - | 126万/坪 (0.8年/37.8坪) | 125万/坪 (22.8年/22.7坪) |
| 守山自衛隊前駅 | - | 118万/坪 (1.8年/34.8坪) | 97.1万/坪 (14.5年/55.6坪) |
| 瓢箪山駅 | - | 110万/坪 (6.2年/69.9坪) | 135万/坪 (0.8年/38.6坪) |
| 小幡駅 | 91.5万/坪 (15.5年/50.9坪) | 95.4万/坪 (9.0年/51.2坪) | 126万/坪 (0.6年/37.8坪) |
| 喜多山駅 | 145万/坪 (3.8年/38.6坪) | 133万/坪 (6.2年/57.7坪) | 112万/坪 (5.8年/32.9坪) |
| 大森・金城学院前駅 | 74.0万/坪 (25.8年/133坪) | 80.8万/坪 (20.5年/63.5坪) | 74.2万/坪 (31.3年/72.4坪) |
| 印場駅 | 99.2万/坪 (12.8年/39.8坪) | 98.3万/坪 (8.9年/48.6坪) | 87.2万/坪 (16.3年/82.8坪) |
| 旭前駅 | 46.4万/坪 (43.8年/49.9坪) | 62.9万/坪 (17.8年/36.3坪) | 109万/坪 (10.6年/63.4坪) |
| 尾張旭駅 | 92.0万/坪 (15.1年/44.7坪) | 85.6万/坪 (18.1年/45.4坪) | 99.5万/坪 (11.2年/48.0坪) |
| 三郷駅 | 80.8万/坪 (12.9年/54.3坪) | 82.8万/坪 (19.0年/96.2坪) | 86.4万/坪 (20.8年/66.7坪) |
| 水野駅 | - | 84.6万/坪 (14.1年/54.2坪) | 70.3万/坪 (28.1年/68.6坪) |
| 新瀬戸駅 | 81.9万/坪 (13.4年/43.4坪) | 81.1万/坪 (23.3年/31.8坪) | 21.4万/坪 (42.4年/85.2坪) |
| 瀬戸市役所前駅 | 67.3万/坪 (13.8年/39.3坪) | 84.0万/坪 (15.8年/58.5坪) | 48.1万/坪 (35.8年/93.8坪) |
| 尾張瀬戸駅 | 55.1万/坪 (23.9年/58.0坪) | 42.7万/坪 (26.6年/84.3坪) | 52.6万/坪 (21.3年/53.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
尾張瀬戸駅 55.1 万/坪(昨年同期比 +29.1 ％)
尾張瀬戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +29.1％( +12.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 26.6年から -10.3 ％減)。平均土地面積は 58.0 坪 (昨年 84.3 坪から -31.2 ％減)。平均建物面積は 33.5 坪 (昨年 59.4 坪から -43.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 26.6 年 → 2024年 23.9 年、-10.3 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 31.9 分 → 2024年 24.4 分、-23.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 27.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 27.3 ％)
大曽根駅 111.5 万/坪(昨年同期比 +19.5 ％)
大曽根駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +19.5％( +18.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.0年(昨年 20.8年から -61.4 ％減)。平均土地面積は 32.1 坪 (昨年 93.8 坪から -65.7 ％減)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 167.4 坪から -74.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 20.8 年 → 2024年 8.0 年、-61.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.0 分 → 2024年 11.5 分、+130.0 ％と大きく増加)
尼ケ坂駅 82.6 万/坪(昨年同期比 -41.2 ％)
尼ケ坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.6万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -41.2％( -57.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 0.8年から +2125.1 ％増)。平均土地面積は 25.0 坪 (昨年 43.4 坪から -42.4 ％減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 25.2 坪から -4.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 5.3 分 → 2024年 4.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.8 年 → 2024年 16.8 年、+2125.1 ％と大きく増加)
旭前駅 46.4 万/坪(昨年同期比 -26.2 ％)
旭前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.4万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -26.2％( -16.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.8年(昨年 17.8年から +146.5 ％増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 36.3 坪から +37.5 ％増)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 27.2 坪から +25.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.8 年 → 2024年 43.8 年、+146.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 10.0 分 → 2024年 17.5 分、+75.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示