【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の名鉄三河線 (猿投駅～碧南駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +13.1％( +12.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 80 件(１年前(2024年)に比べて -82.0％( -365件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.3年(昨年 14.2年から -20.4 ％減)。平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 67.8 坪から -5.2 ％減)。平均建物面積は 41.3 坪 (昨年 44.2 坪から -6.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 18 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。全体的に上昇基調。猿投駅、上挙母駅、竹村駅、三河八橋駅、三河知立駅、小垣江駅、北新川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは梅坪駅で昨年に比べ +172.6 ％、坪単価は 142 万円/坪となった。
上位 2 駅(梅坪駅、上挙母駅)は +112.8 ％(坪単価 +63.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(碧南中央駅、越戸駅)は -51.1 ％(坪単価 -45.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 14.2 年 → 2025年 11.3 年、-20.4 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.7 ％ → 2025年 5.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 23.3 ％ → 2025年 17.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 9.3 ％ → 2025年 4.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった猿投駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +26.3％( +31.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -87.9％( -29件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった碧南中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.2万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -67.6％( -59.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -95.2％( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄三河線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 猿投駅 | 150万/坪 (3.0年/57.1坪) | 119万/坪 (6.7年/54.8坪) | 108万/坪 (12.9年/57.1坪) |
| 平戸橋駅 | 71.9万/坪 (11.0年/90.8坪) | 70.5万/坪 (25.2年/67.8坪) | 54.4万/坪 (25.0年/93.8坪) |
| 越戸駅 | 59.7万/坪 (21.0年/239坪) | 91.2万/坪 (22.6年/65.4坪) | 104万/坪 (13.3年/64.3坪) |
| 梅坪駅 | 142万/坪 (1.0年/63.5坪) | 52.1万/坪 (23.9年/130坪) | 108万/坪 (14.3年/131坪) |
| 豊田市駅 | 96.9万/坪 (13.4年/53.1坪) | 84.9万/坪 (21.4年/76.6坪) | 93.7万/坪 (16.7年/52.5坪) |
| 上挙母駅 | 104万/坪 (12.7年/56.5坪) | 67.8万/坪 (35.4年/172坪) | 104万/坪 (12.2年/63.9坪) |
| 土橋駅 | 130万/坪 (6.3年/48.9坪) | 109万/坪 (13.2年/62.2坪) | 124万/坪 (11.7年/58.0坪) |
| 竹村駅 | 137万/坪 (24.0年/177坪) | 113万/坪 (7.6年/100坪) | 111万/坪 (7.2年/47.2坪) |
| 若林駅 | 106万/坪 (18.4年/56.6坪) | 131万/坪 (8.2年/77.3坪) | 112万/坪 (11.5年/48.2坪) |
| 三河八橋駅 | 133万/坪 (0.8年/37.1坪) | 103万/坪 (13.7年/76.1坪) | 105万/坪 (17.6年/55.8坪) |
| 三河知立駅 | 139万/坪 (1.0年/40.8坪) | 114万/坪 (8.3年/39.1坪) | 74.8万/坪 (22.1年/32.5坪) |
| 知立駅 | 114万/坪 (12.5年/55.6坪) | 113万/坪 (11.6年/48.6坪) | 98.3万/坪 (14.1年/57.9坪) |
| 重原駅 | 135万/坪 (1.0年/48.4坪) | 138万/坪 (5.6年/87.0坪) | 121万/坪 (8.2年/49.3坪) |
| 刈谷駅 | 149万/坪 (14.0年/56.9坪) | 147万/坪 (12.9年/98.8坪) | 105万/坪 (32.5年/61.1坪) |
| 刈谷市駅 | 118万/坪 (2.0年/31.8坪) | 118万/坪 (10.0年/56.6坪) | 119万/坪 (9.3年/66.7坪) |
| 小垣江駅 | 143万/坪 (4.0年/40.8坪) | 118万/坪 (6.3年/71.8坪) | 99.9万/坪 (13.1年/74.0坪) |
| 吉浜駅 | 99.9万/坪 (5.2年/106坪) | 89.4万/坪 (8.1年/88.5坪) | 97.4万/坪 (9.9年/50.9坪) |
| 三河高浜駅 | 94.4万/坪 (5.4年/46.0坪) | 80.5万/坪 (12.8年/52.9坪) | 78.0万/坪 (16.3年/76.8坪) |
| 高浜港駅 | 67.1万/坪 (30.0年/43.1坪) | 65.3万/坪 (22.6年/54.6坪) | 84.0万/坪 (9.0年/62.3坪) |
| 北新川駅 | 90.1万/坪 (4.0年/51.4坪) | 66.6万/坪 (19.1年/51.2坪) | 85.5万/坪 (11.1年/54.4坪) |
| 新川町駅 | 71.7万/坪 (25.5年/65.8坪) | 79.1万/坪 (13.9年/54.6坪) | 77.9万/坪 (11.4年/82.9坪) |
| 碧南中央駅 | 28.2万/坪 (42.0年/45.4坪) | 87.2万/坪 (14.4年/59.6坪) | 112万/坪 (8.4年/62.8坪) |
| 碧南駅 | 76.1万/坪 (3.4年/52.9坪) | 74.0万/坪 (11.4年/57.1坪) | 69.8万/坪 (7.2年/55.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
梅坪駅 142.1 万/坪(昨年同期比 +172.6 ％)
梅坪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(43.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +172.6％( +90.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 23.9年から -95.8 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 130.1 坪から -51.2 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 149.2 坪から -79.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 23.9 年 → 2025年 1.0 年、-95.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 11.0 分 → 2025年 15.0 分、+36.4 ％と大きく増加)
上挙母駅 103.8 万/坪(昨年同期比 +53.0 ％)
上挙母駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +53.0％( +35.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.7年(昨年 35.4年から -64.2 ％減)。平均土地面積は 56.5 坪 (昨年 171.7 坪から -67.1 ％減)。平均建物面積は 34.3 坪 (昨年 104.4 坪から -67.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 35.4 年 → 2025年 12.7 年、-64.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.0 分 → 2025年 20.0 分、+150.0 ％と大きく増加)
碧南中央駅 28.2 万/坪(昨年同期比 -67.6 ％)
碧南中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.2万円/坪(8.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -67.6％( -59.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -95.2％( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.0年(昨年 14.4年から +192.6 ％増)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 59.6 坪から -23.8 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 31.8 坪から -28.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 21.7 分 → 2025年 15.0 分、-30.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 14.4 年 → 2025年 42.0 年、+192.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
越戸駅 59.7 万/坪(昨年同期比 -34.5 ％)
越戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.7万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -34.5％( -31.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 22.6年から -6.9 ％減)。平均土地面積は 239.0 坪 (昨年 65.4 坪から +265.3 ％増)。平均建物面積は 251.1 坪 (昨年 34.8 坪から +621.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.5 分 → 2025年 10.0 分、-25.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示