【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期の近鉄名古屋線 (米野駅～近鉄弥富駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.0万円/坪(23.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -22.9％( -23.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 33 件(１年前(2018年)に比べて +6.5％( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 11.4年(昨年 6.9年から +64.8 ％増)。平均土地面積は 63.7 坪 (昨年 44.8 坪から +42.0 ％増)。平均建物面積は 43.5 坪 (昨年 34.9 坪から +24.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。黄金駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは黄金駅で昨年に比べ +42.2 ％、坪単価は 134 万円/坪となった。
上位 2 駅(黄金駅、佐古木駅)は +20.7 ％(坪単価 +19.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(烏森駅、伏屋駅)は -44.4 ％(坪単価 -48.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.5 ％ → 2019年 9.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 6.9 ％ → 2019年 6.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 6.9 年 → 2019年 11.4 年、+64.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.9 ％ → 2019年 20.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 79.3 ％ → 2019年 63.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった黄金駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +42.2％( +39.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった近鉄蟹江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.8万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -33.2％( -25.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄名古屋線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米野駅 | 105万/坪 (15.5年/49.9坪) | 150万/坪 (28.0年/28.0坪) | 106万/坪 (20.0年/24.2坪) |
| 黄金駅 | 134万/坪 (0.5年/47.3坪) | 94.1万/坪 (11.5年/38.4坪) | 75.6万/坪 (42.0年/64.3坪) |
| 烏森駅 | 58.3万/坪 (19.5年/56.0坪) | 122万/坪 (0.5年/46.9坪) | 81.1万/坪 (20.0年/31.0坪) |
| 近鉄八田駅 | - | 73.5万/坪 (12.5年/49.9坪) | - |
| 伏屋駅 | 59.7万/坪 (22.2年/48.9坪) | 94.4万/坪 (3.7年/48.7坪) | 72.1万/坪 (13.9年/33.0坪) |
| 戸田駅 | 85.2万/坪 (2.8年/44.7坪) | 116万/坪 (0.5年/36.3坪) | 68.8万/坪 (7.8年/47.9坪) |
| 近鉄蟹江駅 | 50.8万/坪 (24.5年/96.5坪) | 76.0万/坪 (0.5年/43.9坪) | 15.7万/坪 (30.5年/81.7坪) |
| 富吉駅 | 67.7万/坪 (0年/284坪) | - | - |
| 佐古木駅 | 82.1万/坪 (0.5年/49.2坪) | 82.6万/坪 (16.5年/62.0坪) | - |
| 近鉄弥富駅 | 75.2万/坪 (12.3年/48.0坪) | 108万/坪 (3.2年/46.7坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
黄金駅 133.8 万/坪(昨年同期比 +42.2 ％)
黄金駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +42.2％( +39.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 11.5年から -95.6 ％減)。平均土地面積は 47.3 坪 (昨年 38.4 坪から +23.0 ％増)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 35.4 坪から +30.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 11.5 年 → 2019年 0.5 年、-95.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 9.4 分 → 2019年 7.2 分、-22.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 75.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
佐古木駅 82.1 万/坪(昨年同期比 -0.7 ％)
佐古木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.1万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -0.7％( -0.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 16.5年から -96.9 ％減)。平均土地面積は 49.2 坪 (昨年 62.0 坪から -20.7 ％減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 42.4 坪から -19.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 16.5 年 → 2019年 0.5 年、-96.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 30.0 分 → 2019年 13.5 分、-55.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
烏森駅 58.3 万/坪(昨年同期比 -52.0 ％)
烏森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.3万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -52.0％( -63.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 0.5年から +3771.2 ％増)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 46.9 坪から +19.4 ％増)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 43.9 坪から +17.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 0.5 年 → 2019年 19.5 年、+3771.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 6.5 分 → 2019年 9.0 分、+38.5 ％と大きく増加)
伏屋駅 59.7 万/坪(昨年同期比 -36.7 ％)
伏屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.7万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -36.7％( -34.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.2年(昨年 3.7年から +504.0 ％増)。平均土地面積は 48.9 坪 (昨年 48.7 坪から +0.5 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 31.8 坪から +4.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 3.7 年 → 2019年 22.2 年、+504.0 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 83.3 ％ → 2019年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示