【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期のJR武豊線 (大府駅～武豊駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.2万円/坪(24.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -12.9％( -11.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 31 件(１年前(2024年)に比べて -44.6％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 7.0年から +181.2 ％増)。平均土地面積は 54.8 坪 (昨年 50.3 坪から +8.8 ％増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 31.2 坪から +45.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。乙川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは乙川駅で昨年に比べ +34.4 ％、坪単価は 94.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(乙川駅、亀崎駅)は +25.8 ％(坪単価 +16.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(尾張森岡駅、半田駅)は -46.5 ％(坪単価 -48.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.7 ％ → 2025年 9.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 7.0 年 → 2025年 19.8 年、+181.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 15.1 分 → 2025年 17.9 分、+18.8 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 ％ → 2025年 45.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 70.4 ％ → 2025年 29.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(32.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -18.6％( -24.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -30.8％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった尾張森岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.7万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -55.6％( -58.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR武豊線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大府駅 | 109万/坪 (18.3年/52.2坪) | 134万/坪 (3.3年/42.6坪) | 134万/坪 (7.8年/48.4坪) |
| 尾張森岡駅 | 46.7万/坪 (22.3年/66.6坪) | 105万/坪 (3.0年/56.4坪) | 103万/坪 (35.3年/62.0坪) |
| 緒川駅 | 95.0万/坪 (0.25年/48.4坪) | - | 97.4万/坪 (2.3年/43.3坪) |
| 石浜駅 | - | 85.6万/坪 (9.0年/38.9坪) | 112万/坪 (1.3年/46.6坪) |
| 東浦駅 | 81.6万/坪 (15.3年/51.4坪) | 91.8万/坪 (5.4年/48.4坪) | 63.9万/坪 (18.6年/54.1坪) |
| 亀崎駅 | 58.8万/坪 (26.5年/51.0坪) | 50.2万/坪 (17.6年/54.3坪) | 56.9万/坪 (25.5年/67.7坪) |
| 乙川駅 | 94.3万/坪 (3.3年/45.4坪) | 70.2万/坪 (10.5年/57.2坪) | 91.3万/坪 (0.25年/52.9坪) |
| 半田駅 | 63.0万/坪 (24.3年/76.0坪) | 101万/坪 (7.9年/55.0坪) | 75.8万/坪 (11.5年/56.2坪) |
| 東成岩駅 | - | - | - |
| 武豊駅 | - | 61.0万/坪 (3.9年/54.5坪) | 76.0万/坪 (18.6年/63.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
乙川駅 94.3 万/坪(昨年同期比 +34.4 ％)
乙川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.3万円/坪(28.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +34.4％( +24.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 3.3年(昨年 10.5年から -68.9 ％減)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 57.2 坪から -20.6 ％減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 30.9 坪から +10.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 10.5 年 → 2025年 3.3 年、-68.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 16.0 分 → 2025年 20.0 分、+25.0 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
亀崎駅 58.8 万/坪(昨年同期比 +17.2 ％)
亀崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.8万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +17.2％( +8.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2024年)に比べて +10.0％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 17.6年から +50.5 ％増)。平均土地面積は 51.0 坪 (昨年 54.3 坪から -6.1 ％減)。平均建物面積は 33.0 坪 (昨年 29.9 坪から +10.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 18.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.6 年 → 2025年 26.5 年、+50.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 ％ → 2025年 54.5 ％)
尾張森岡駅 46.7 万/坪(昨年同期比 -55.6 ％)
尾張森岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.7万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -55.6％( -58.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 3.0年から +653.8 ％増)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 56.4 坪から +18.0 ％増)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 30.1 坪から +70.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 3.0 年 → 2025年 22.3 年、+653.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.9 分 → 2025年 21.0 分、+204.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
半田駅 63.0 万/坪(昨年同期比 -37.4 ％)
半田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.0万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -37.4％( -37.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 7.9年から +206.2 ％増)。平均土地面積は 76.0 坪 (昨年 55.0 坪から +38.3 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 44.9 坪から -36.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 7.9 年 → 2025年 24.3 年、+206.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 10.0 分 → 2025年 13.3 分、+33.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示