【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期の伊豆箱根鉄道駿豆線 (三島駅～修善寺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.8万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -35.2％( -26.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 37 件(１年前(2023年)に比べて -47.9％( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.5年(昨年 20.2年から +60.9 ％増)。平均土地面積は 94.2 坪 (昨年 73.6 坪から +28.1 ％増)。平均建物面積は 58.5 坪 (昨年 48.6 坪から +20.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。原木駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは原木駅で昨年に比べ +10.6 ％、坪単価は 10.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(原木駅、修善寺駅)は +2.7 ％(坪単価 -0.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(伊豆仁田駅、大場駅)は -62.5 ％(坪単価 -59.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.5 ％ → 2024年 2.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.2 年 → 2024年 32.5 年、+60.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 31.8 分 → 2024年 35.5 分、+11.7 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.7 ％ → 2024年 43.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.9 ％ → 2024年 31.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.6万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -30.6％( -24.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(１年前(2023年)に比べて -41.5％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった原木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +10.6％( +1.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 伊豆箱根鉄道駿豆線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三島駅 | 55.6万/坪 (33.1年/91.7坪) | 80.1万/坪 (22.7年/79.5坪) | 96.5万/坪 (16.3年/84.2坪) |
| 三島広小路駅 | 99.2万/坪 (0.8年/56.0坪) | - | 95.9万/坪 (0.8年/54.5坪) |
| 三島田町駅 | - | - | - |
| 三島二日町駅 | - | 99.2万/坪 (0.8年/43.9坪) | 63.7万/坪 (24.8年/50.7坪) |
| 大場駅 | 49.6万/坪 (30.8年/54.5坪) | 86.2万/坪 (10.5年/44.9坪) | 66.7万/坪 (27.4年/138坪) |
| 伊豆仁田駅 | 17.4万/坪 (32.8年/84.7坪) | 100万/坪 (1.8年/56.0坪) | 37.0万/坪 (37.8年/57.1坪) |
| 原木駅 | 10.6万/坪 (42.8年/72.1坪) | 9.6万/坪 (52.8年/72.6坪) | 40.7万/坪 (49.8年/99.8坪) |
| 韮山駅 | - | 28.2万/坪 (33.4年/185坪) | 38.6万/坪 (25.5年/97.3坪) |
| 伊豆長岡駅 | 42.7万/坪 (30.1年/58.5坪) | 72.5万/坪 (16.3年/39.3坪) | 27.6万/坪 (31.9年/64.0坪) |
| 田京駅 | 26.8万/坪 (33.8年/156坪) | 34.5万/坪 (20.1年/69.1坪) | 20.3万/坪 (34.1年/148坪) |
| 大仁駅 | - | 41.6万/坪 (28.8年/47.6坪) | 20.7万/坪 (32.8年/98.3坪) |
| 牧之郷駅 | - | - | 23.8万/坪 (30.8年/69.6坪) |
| 修善寺駅 | 31.4万/坪 (36.8年/303坪) | 33.1万/坪 (22.4年/56.5坪) | 14.5万/坪 (27.4年/144坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
原木駅 10.6 万/坪(昨年同期比 +10.6 ％)
原木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +10.6％( +1.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.8年(昨年 52.8年から -19.0 ％減)。平均土地面積は 72.1 坪 (昨年 72.6 坪から -0.7 ％減)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 13.6 坪から +44.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 52.8 年 → 2024年 42.8 年、-19.0 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 90.0 分 → 2024年 70.0 分、-22.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
修善寺駅 31.4 万/坪(昨年同期比 -5.2 ％)
修善寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.4万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -5.2％( -1.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.8年(昨年 22.4年から +63.9 ％増)。平均土地面積は 302.5 坪 (昨年 56.5 坪から +435.7 ％増)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 36.3 坪から -50.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.4 年 → 2024年 36.8 年、+63.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 56.7 分 → 2024年 120.0 分、+111.8 ％と大きく増加)
伊豆仁田駅 17.4 万/坪(昨年同期比 -82.6 ％)
伊豆仁田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -82.6％( -82.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.8年(昨年 1.8年から +1769.3 ％増)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 56.0 坪から +51.4 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 29.2 坪から +3.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 1.8 年 → 2024年 32.8 年、+1769.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.0 分 → 2024年 37.5 分、+316.7 ％と大きく増加)
大場駅 49.6 万/坪(昨年同期比 -42.5 ％)
大場駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.6万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -42.5％( -36.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -91.7％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 10.5年から +192.8 ％増)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 44.9 坪から +21.3 ％増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 28.4 坪から +92.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.9 分 → 2024年 10.0 分、-37.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 10.5 年 → 2024年 30.8 年、+192.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示