【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR中央本線 (坂下駅～古虎渓駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.4万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -34.4％( -14.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 65 件(１年前(2024年)に比べて +12.1％( +7件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 36.2年(昨年 31.2年から +15.9 ％増)。平均土地面積は 111.6 坪 (昨年 104.5 坪から +6.8 ％増)。平均建物面積は 56.5 坪 (昨年 51.2 坪から +10.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。恵那駅、土岐市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは土岐市駅で昨年に比べ +40.8 ％、坪単価は 59.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(土岐市駅、恵那駅)は +34.7 ％(坪単価 +13.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(坂下駅、中津川駅)は -53.1 ％(坪単価 -20.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.0 ％ → 2025年 5.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 31.2 年 → 2025年 36.2 年、+15.9 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 35.7 分 → 2025年 40.4 分、+13.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 35.2 ％ → 2025年 46.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.0 ％ → 2025年 41.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった土岐市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.1万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +40.8％( +17.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった坂下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -60.6％( -18.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR中央本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 坂下駅 | 12.0万/坪 (54.0年/81.7坪) | 30.5万/坪 (46.0年/260坪) | - |
| 落合川駅 | - | - | - |
| 中津川駅 | 25.6万/坪 (45.0年/132坪) | 47.0万/坪 (27.3年/118坪) | 56.8万/坪 (26.2年/134坪) |
| 美乃坂本駅 | - | 63.3万/坪 (32.0年/129坪) | 34.5万/坪 (45.0年/109坪) |
| 恵那駅 | 41.3万/坪 (35.0年/109坪) | 32.1万/坪 (35.0年/87.4坪) | 55.4万/坪 (16.3年/83.2坪) |
| 武並駅 | - | - | - |
| 釜戸駅 | 5.6万/坪 (38.0年/121坪) | - | - |
| 瑞浪駅 | 37.8万/坪 (25.7年/171坪) | 66.2万/坪 (20.4年/157坪) | 43.6万/坪 (22.0年/82.7坪) |
| 土岐市駅 | 59.1万/坪 (23.0年/121坪) | 42.0万/坪 (32.5年/186坪) | 61.3万/坪 (31.2年/111坪) |
| 多治見駅 | 24.6万/坪 (36.3年/97.9坪) | 37.4万/坪 (32.2年/78.7坪) | 44.2万/坪 (20.4年/70.8坪) |
| 古虎渓駅 | 16.1万/坪 (39.4年/73.6坪) | 14.0万/坪 (37.5年/60.5坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
土岐市駅 59.1 万/坪(昨年同期比 +40.8 ％)
土岐市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.1万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +40.8％( +17.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 32.5年から -29.2 ％減)。平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 186.4 坪から -35.1 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 67.7 坪から -55.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 32.5 年 → 2025年 23.0 年、-29.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 37.5 分 → 2025年 14.7 分、-60.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
恵那駅 41.3 万/坪(昨年同期比 +28.6 ％)
恵那駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +28.6％( +9.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 35.0年(昨年 35.0年から -0.0 ％減)。平均土地面積は 108.6 坪 (昨年 87.4 坪から +24.2 ％増)。平均建物面積は 35.7 坪 (昨年 104.1 坪から -65.7 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 20.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 40.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 20.0 ％)
坂下駅 12.0 万/坪(昨年同期比 -60.6 ％)
坂下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -60.6％( -18.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 54.0年(昨年 46.0年から +17.4 ％増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 260.2 坪から -68.6 ％減)。平均建物面積は 16.6 坪 (昨年 39.3 坪から -57.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 90.0 分 → 2025年 14.0 分、-84.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 46.0 年 → 2025年 54.0 年、+17.4 ％と増加)
中津川駅 25.6 万/坪(昨年同期比 -45.6 ％)
中津川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -45.6％( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 45.0年(昨年 27.3年から +64.9 ％増)。平均土地面積は 132.2 坪 (昨年 117.6 坪から +12.4 ％増)。平均建物面積は 104.9 坪 (昨年 45.6 坪から +130.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 27.3 年 → 2025年 45.0 年、+64.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 34.0 分 → 2025年 81.9 分、+140.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 ％ → 2025年 71.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示