
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜12月期の北陸新幹線 (飯山駅~軽井沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +39.8%( +31.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 189 件(1年前(2023年)に比べて -11.7%( -25件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.7年(昨年 29.5年から -2.8 %減)。平均土地面積は 138.3 坪 (昨年 139.3 坪から -0.7 %減)。平均建物面積は 50.5 坪 (昨年 53.7 坪から -5.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。軽井沢駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは軽井沢駅で昨年に比べ +69.9 %、坪単価は 271 万円/坪となった。
上位 1 駅(軽井沢駅)は +69.9 %(坪単価 +111.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(上田駅)は -8.9 %(坪単価 -4.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.9 % → 2024年 18.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 36.2 % → 2024年 32.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 31.4 % → 2024年 34.1 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.7 % → 2024年 0.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった軽井沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 271万円/坪(81.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +69.9%( +111.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 48 件(1年前(2023年)に比べて +9.1%( +4件/坪)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった飯山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.5万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +18.2%( +1.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて -40.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
北陸新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
飯山駅 | 12.5万/坪 (32.4年/232坪) | 10.6万/坪 (46.7年/131坪) | 37.1万/坪 (35.6年/181坪) |
長野駅 | 66.9万/坪 (30.4年/105坪) | 67.6万/坪 (27.1年/120坪) | 66.4万/坪 (24.0年/130坪) |
上田駅 | 41.3万/坪 (28.9年/108坪) | 45.3万/坪 (29.0年/108坪) | 40.0万/坪 (33.4年/138坪) |
佐久平駅 | 84.5万/坪 (13.4年/131坪) | 78.7万/坪 (22.5年/157坪) | 61.9万/坪 (22.9年/103坪) |
軽井沢駅 | 271万/坪 (30.6年/207坪) | 159万/坪 (31.9年/202坪) | 155万/坪 (31.8年/200坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
軽井沢駅 270.6 万/坪(昨年同期比 +69.9 %)
軽井沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 271万円/坪(81.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +69.9%( +111.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 48 件(1年前(2023年)に比べて +9.1%( +4件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 30.6年(昨年 31.9年から -4.2 %減)。平均土地面積は 207.4 坪 (昨年 202.4 坪から +2.5 %増)。平均建物面積は 46.4 坪 (昨年 38.8 坪から +19.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 41.0 % → 2024年 31.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.9 % → 2024年 34.1 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.3 % → 2024年 7.3 %)
上田駅 41.3 万/坪(昨年同期比 -8.9 %)
上田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -8.9%( -4.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 40 件(1年前(2023年)に比べて -16.7%( -8件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.9年(昨年 29.0年から -0.4 %減)。平均土地面積は 108.0 坪 (昨年 108.1 坪から -0.0 %減)。平均建物面積は 50.0 坪 (昨年 60.1 坪から -16.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.8 % → 2024年 28.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.1 % → 2024年 2.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 40.2 分 → 2024年 52.3 分、+30.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.1 % → 2024年 36.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 22.7 % → 2024年 21.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示