
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の北陸新幹線 (飯山駅~軽井沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +52.5%( +41.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 46 件(1年前(2023年)に比べて -19.3%( -11件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 30.6年(昨年 28.9年から +5.8 %増)。平均土地面積は 150.9 坪 (昨年 145.8 坪から +3.5 %増)。平均建物面積は 48.9 坪 (昨年 52.2 坪から -6.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。軽井沢駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは軽井沢駅で昨年に比べ +74.3 %、坪単価は 303 万円/坪となった。
上位 1 駅(軽井沢駅)は +74.3 %(坪単価 +129.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(上田駅)は -17.1 %(坪単価 -8.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.9 % → 2024年 41.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.4 % → 2024年 20.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.4 % → 2024年 20.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった軽井沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 303万円/坪(91.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +74.3%( +129.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2023年)に比べて +16.7%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった飯山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +9.9%( +1.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
北陸新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
飯山駅 | 12.4万/坪 (40.5年/257坪) | 11.3万/坪 (50.3年/228坪) | 15.7万/坪 (37.5年/265坪) |
長野駅 | 57.7万/坪 (36.3年/133坪) | 62.0万/坪 (25.9年/119坪) | 65.7万/坪 (20.7年/150坪) |
上田駅 | 42.4万/坪 (31.5年/71.2坪) | 51.2万/坪 (24.3年/132坪) | 47.6万/坪 (30.8年/121坪) |
佐久平駅 | 84.0万/坪 (9.2年/90.8坪) | 76.7万/坪 (19.5年/94.8坪) | 58.9万/坪 (21.7年/105坪) |
軽井沢駅 | 303万/坪 (27.3年/243坪) | 174万/坪 (35.0年/206坪) | 158万/坪 (35.2年/203坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
軽井沢駅 302.6 万/坪(昨年同期比 +74.3 %)
軽井沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 303万円/坪(91.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +74.3%( +129.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2023年)に比べて +16.7%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 27.3年(昨年 35.0年から -22.1 %減)。平均土地面積は 242.8 坪 (昨年 206.0 坪から +17.9 %増)。平均建物面積は 52.8 坪 (昨年 36.0 坪から +46.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 35.0 年 → 2024年 27.3 年、-22.1 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 33.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 30.0 % → 2024年 8.3 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 % → 2024年 8.3 %)
上田駅 42.4 万/坪(昨年同期比 -17.1 %)
上田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.4万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -17.1%( -8.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -16.7%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 24.3年から +29.5 %増)。平均土地面積は 71.2 坪 (昨年 132.1 坪から -46.1 %減)。平均建物面積は 28.4 坪 (昨年 61.2 坪から -53.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 24.3 年 → 2024年 31.5 年、+29.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 45.2 分 → 2024年 51.5 分、+14.0 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 % → 2024年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示