この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の富山地方鉄道不二越線 (稲荷町駅~南富山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.6万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +63.0%( +21.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2024年)に比べて +53.8%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.9年(昨年 32.9年から -33.6 %減)。平均土地面積は 65.0 坪 (昨年 97.8 坪から -33.6 %減)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 77.8 坪から -52.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。大泉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは南富山駅で昨年に比べ +151.6 %、坪単価は 85.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(南富山駅)は +151.6 %(坪単価 +51.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大泉駅)は +33.3 %(坪単価 +12.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 32.9 年 → 2025年 21.9 年、-33.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 15.8 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 13.3 分 → 2025年 18.7 分、+40.8 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 15.4 % → 2025年 10.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 26.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.9万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +151.6%( +51.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.3万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +33.3%( +12.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて +100.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 富山地方鉄道不二越線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 稲荷町駅 | 2.1万/坪 (54.0年/49.9坪) | - | 77.8万/坪 (3.0年/33.3坪) |
| 栄町駅 | 39.7万/坪 (18.0年/40.8坪) | - | 82.6万/坪 (0年/56.0坪) |
| 不二越駅 | 71.5万/坪 (2.0年/54.5坪) | 28.8万/坪 (34.0年/71.1坪) | - |
| 大泉駅 | 50.3万/坪 (24.1年/72.3坪) | 37.7万/坪 (25.0年/68.6坪) | 45.9万/坪 (31.9年/97.4坪) |
| 南富山駅 | 85.9万/坪 (16.7年/57.9坪) | 34.1万/坪 (40.4年/144坪) | 53.0万/坪 (34.7年/424坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南富山駅 85.9 万/坪(昨年同期比 +151.6 %)
南富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.9万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +151.6%( +51.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.7年(昨年 40.4年から -58.7 %減)。平均土地面積は 57.9 坪 (昨年 143.7 坪から -59.7 %減)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 126.4 坪から -74.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 40.4 年 → 2025年 16.7 年、-58.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 20.2 分 → 2025年 17.5 分、-13.4 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 % → 2025年 33.3 %)
大泉駅 50.3 万/坪(昨年同期比 +33.3 %)
大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.3万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +33.3%( +12.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2024年)に比べて +100.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 25.0年から -3.7 %減)。平均土地面積は 72.3 坪 (昨年 68.6 坪から +5.5 %増)。平均建物面積は 38.9 坪 (昨年 40.5 坪から -3.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 % → 2025年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 8.7 分 → 2025年 20.4 分、+135.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 18.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示