
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期の東武亀戸線 (亀戸駅~曳舟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 193万円/坪(58.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -9.6%( -20.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -61.5%( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 16.4年から -8.7 %減)。平均土地面積は 16.8 坪 (昨年 28.2 坪から -40.4 %減)。平均建物面積は 25.0 坪 (昨年 46.5 坪から -46.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。曳舟駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは小村井駅で昨年に比べ -48.7 %、坪単価は 139 万円/坪となった。
上位 1 駅(亀戸駅)は +1.0 %(坪単価 +2.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小村井駅)は -48.7 %(坪単価 -132.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 9.5 分 → 2024年 8.5 分、-10.9 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.2 % → 2024年 30.0 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 % → 2024年 10.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 20.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 30.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった亀戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 218万円/坪(66.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +1.0%( +2.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -54.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小村井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -48.7%( -132.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
東武亀戸線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
亀戸駅 | 218万/坪 (12.0年/15.7坪) | 216万/坪 (14.9年/22.3坪) | 170万/坪 (24.8年/27.4坪) |
亀戸水神駅 | - | - | 171万/坪 (11.8年/18.2坪) |
東あずま駅 | 166万/坪 (5.8年/14.4坪) | 198万/坪 (0年/106坪) | 108万/坪 (11.8年/28.7坪) |
小村井駅 | 139万/坪 (18.8年/22.7坪) | 272万/坪 (1.1年/58.5坪) | 136万/坪 (18.8年/46.9坪) |
曳舟駅 | 185万/坪 (29.8年/18.9坪) | 197万/坪 (21.5年/18.7坪) | 134万/坪 (39.1年/79.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
亀戸駅 218.2 万/坪(昨年同期比 +1.0 %)
亀戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 218万円/坪(66.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +1.0%( +2.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -54.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.0年(昨年 14.9年から -19.7 %減)。平均土地面積は 15.7 坪 (昨年 22.3 坪から -29.4 %減)。平均建物面積は 23.6 坪 (昨年 46.0 坪から -48.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 14.9 年 → 2024年 12.0 年、-19.7 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 12.1 分 → 2024年 9.0 分、-25.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 40.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 20.0 %)
小村井駅 139.2 万/坪(昨年同期比 -48.7 %)
小村井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -48.7%( -132.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.8年(昨年 1.1年から +1626.9 %増)。平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 58.5 坪から -61.2 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 107.4 坪から -73.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 1.1 年 → 2024年 18.8 年、+1626.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.3 分 → 2024年 10.0 分、+36.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示