
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年10月〜12月期のJR高崎線 (上野駅~赤羽駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -35.6%( -83.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -28.6%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.9年(昨年 17.6年から +81.0 %増)。平均土地面積は 16.2 坪 (昨年 33.7 坪から -52.0 %減)。平均建物面積は 20.4 坪 (昨年 49.5 坪から -58.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。尾久駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは赤羽駅で昨年に比べ -46.7 %、坪単価は 129 万円/坪となった。
上位 1 駅(尾久駅)は -2.6 %(坪単価 -5.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(赤羽駅)は -46.7 %(坪単価 -112.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.6 年 → 2024年 31.9 年、+81.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.9 分 → 2024年 11.3 分、+26.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 33.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.4 % → 2024年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった尾久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 203万円/坪(61.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -2.6%( -5.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった赤羽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(38.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -46.7%( -112.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -36.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR高崎線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
上野駅 | - | - | 167万/坪 (28.8年/15.1坪) |
尾久駅 | 203万/坪 (8.3年/20.2坪) | 208万/坪 (16.1年/29.2坪) | 153万/坪 (34.3年/25.0坪) |
赤羽駅 | 129万/坪 (38.6年/14.5坪) | 241万/坪 (18.0年/34.9坪) | 217万/坪 (6.3年/27.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
尾久駅 202.9 万/坪(昨年同期比 -2.6 %)
尾久駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 203万円/坪(61.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -2.6%( -5.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 8.3年(昨年 16.1年から -48.7 %減)。平均土地面積は 20.2 坪 (昨年 29.2 坪から -31.0 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 36.3 坪から -29.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 16.1 年 → 2024年 8.3 年、-48.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 10.0 分、+66.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 33.3 %)
赤羽駅 128.6 万/坪(昨年同期比 -46.7 %)
赤羽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(38.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -46.7%( -112.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -36.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.6年(昨年 18.0年から +114.2 %増)。平均土地面積は 14.5 坪 (昨年 34.9 坪から -58.5 %減)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 53.1 坪から -65.8 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.0 年 → 2024年 38.6 年、+114.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.7 分 → 2024年 11.9 分、+21.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 % → 2024年 42.9 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示