【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のJR常磐線各駅停車 (北千住駅~金町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 159万円/坪(48.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -3.0%( -4.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 66 件(1年前(2024年)に比べて -17.5%( -14件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 14.5年(昨年 15.2年から -4.2 %減)。平均土地面積は 31.4 坪 (昨年 35.9 坪から -12.5 %減)。平均建物面積は 33.2 坪 (昨年 35.4 坪から -6.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。北千住駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは北千住駅で昨年に比べ +24.1 %、坪単価は 213 万円/坪となった。
上位 1 駅(北千住駅)は +24.1 %(坪単価 +41.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(亀有駅)は -28.1 %(坪単価 -51.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 39.5 % → 2025年 49.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.5 % → 2025年 12.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 5.8 % → 2025年 3.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北千住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 213万円/坪(64.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +24.1%( +41.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2024年)に比べて +16.7%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった亀有駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -28.1%( -51.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2024年)に比べて -23.5%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR常磐線各駅停車 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 北千住駅 | 213万/坪 (17.6年/37.7坪) | 172万/坪 (25.9年/22.1坪) | 187万/坪 (32.9年/36.5坪) |
| 綾瀬駅 | 173万/坪 (29.0年/41.7坪) | 198万/坪 (15.0年/30.9坪) | 168万/坪 (19.4年/24.2坪) |
| 亀有駅 | 133万/坪 (15.5年/31.2坪) | 185万/坪 (16.2年/62.6坪) | 146万/坪 (9.3年/28.1坪) |
| 金町駅 | 141万/坪 (7.8年/24.9坪) | 141万/坪 (11.6年/30.1坪) | 156万/坪 (12.2年/27.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北千住駅 212.9 万/坪(昨年同期比 +24.1 %)
北千住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 213万円/坪(64.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +24.1%( +41.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2024年)に比べて +16.7%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 17.6年(昨年 25.9年から -32.3 %減)。平均土地面積は 37.7 坪 (昨年 22.1 坪から +70.9 %増)。平均建物面積は 39.4 坪 (昨年 27.4 坪から +44.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 25.9 年 → 2025年 17.6 年、-32.3 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.1 % → 2025年 38.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 18.2 % → 2025年 7.7 %)
亀有駅 132.7 万/坪(昨年同期比 -28.1 %)
亀有駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -28.1%( -51.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2024年)に比べて -23.5%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.5年(昨年 16.2年から -3.9 %減)。平均土地面積は 31.2 坪 (昨年 62.6 坪から -50.2 %減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 49.1 坪から -42.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.5 % → 2025年 38.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.4 % → 2025年 38.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.9 % → 2025年 7.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示