【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期の東葉高速鉄道 (西船橋駅～東葉勝田台駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 115万円/坪(34.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +11.3％( +11.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 57 件(１年前(2018年)に比べて -3.4％( -2件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.8年(昨年 12.0年から -43.2 ％減)。平均土地面積は 55.8 坪 (昨年 61.9 坪から -9.8 ％減)。平均建物面積は 47.4 坪 (昨年 55.0 坪から -13.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。飯山満駅、八千代緑が丘駅、八千代中央駅、村上駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは飯山満駅で昨年に比べ +57.4 ％、坪単価は 97.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(飯山満駅、八千代中央駅)は +53.3 ％(坪単価 +37.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(北習志野駅、船橋日大前駅)は -12.7 ％(坪単価 -17.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 12.0 年 → 2019年 6.8 年、-43.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 38.8 ％ → 2019年 56.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 20.4 ％ → 2019年 16.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 11.9 ％ → 2019年 1.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -2.4％( -3.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 10 件(１年前(2018年)に比べて -23.1％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった飯山満駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.9万円/坪(29.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +57.4％( +35.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東葉高速鉄道 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西船橋駅 | 123万/坪 (18.0年/78.7坪) | 126万/坪 (14.7年/64.3坪) | 119万/坪 (19.5年/103坪) |
| 東海神駅 | - | 171万/坪 (0.00年/46.1坪) | - |
| 飯山満駅 | 97.9万/坪 (10.5年/48.4坪) | 62.2万/坪 (21.1年/53.5坪) | 92.6万/坪 (4.4年/44.0坪) |
| 北習志野駅 | 114万/坪 (11.7年/47.5坪) | 145万/坪 (20.5年/61.0坪) | 141万/坪 (22.9年/49.9坪) |
| 船橋日大前駅 | 102万/坪 (7.3年/50.1坪) | 106万/坪 (11.2年/48.0坪) | 81.8万/坪 (17.0年/40.6坪) |
| 八千代緑が丘駅 | 121万/坪 (1.9年/48.9坪) | 99.2万/坪 (6.1年/75.3坪) | 123万/坪 (4.4年/43.7坪) |
| 八千代中央駅 | 120万/坪 (7.5年/69.3坪) | 80.5万/坪 (7.8年/45.4坪) | 86.6万/坪 (8.9年/78.7坪) |
| 村上駅 | 102万/坪 (0.5年/34.0坪) | 81.6万/坪 (16.8年/71.8坪) | 93.7万/坪 (0.5年/43.4坪) |
| 東葉勝田台駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
飯山満駅 97.9 万/坪(昨年同期比 +57.4 ％)
飯山満駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.9万円/坪(29.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +57.4％( +35.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.5年(昨年 21.1年から -50.2 ％減)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 53.5 坪から -9.6 ％減)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 39.9 坪から -7.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 21.1 年 → 2019年 10.5 年、-50.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2018年 12.0 分 → 2019年 10.5 分、-12.5 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 40.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
八千代中央駅 120.1 万/坪(昨年同期比 +49.3 ％)
八千代中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +49.3％( +39.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて -14.3％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 7.5年(昨年 7.8年から -3.7 ％減)。平均土地面積は 69.3 坪 (昨年 45.4 坪から +52.8 ％増)。平均建物面積は 33.5 坪 (昨年 36.8 坪から -8.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 15.1 分 → 2019年 12.8 分、-15.3 ％と減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 57.1 ％ → 2019年 33.3 ％)
北習志野駅 113.8 万/坪(昨年同期比 -21.3 ％)
北習志野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -21.3％( -30.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 11.7年(昨年 20.5年から -42.9 ％減)。平均土地面積は 47.5 坪 (昨年 61.0 坪から -22.1 ％減)。平均建物面積は 37.2 坪 (昨年 43.1 坪から -13.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 20.5 年 → 2019年 11.7 年、-42.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 ％ → 2019年 60.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.0 分 → 2019年 13.8 分、+97.1 ％と大きく増加)
船橋日大前駅 101.9 万/坪(昨年同期比 -4.1 ％)
船橋日大前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -4.1％( -4.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2018年)に比べて +28.6％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 7.3年(昨年 11.2年から -35.1 ％減)。平均土地面積は 50.1 坪 (昨年 48.0 坪から +4.4 ％増)。平均建物面積は 33.1 坪 (昨年 33.8 坪から -2.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 11.2 年 → 2019年 7.3 年、-35.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.7 ％ → 2019年 37.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示