【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期のいすみ鉄道 (大原駅～上総中野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.2万円/坪(4.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -43.0％( -12.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -83.7％( -36件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.5年(昨年 32.8年から +32.8 ％増)。平均土地面積は 197.1 坪 (昨年 171.7 坪から +14.8 ％増)。平均建物面積は 32.0 坪 (昨年 37.4 坪から -14.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。上総東駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上総東駅で昨年に比べ +27.8 ％、坪単価は 25.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(上総東駅)は +27.8 ％(坪単価 +5.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(上総中野駅)は -81.8 ％(坪単価 -20.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 20.9 分 → 2025年 13.3 分、-36.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.7 ％ → 2025年 14.3 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.0 ％ → 2025年 14.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 32.8 年 → 2025年 43.5 年、+32.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 29.4 ％ → 2025年 50.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上総東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +27.8％( +5.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上総中野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -81.8％( -20.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| いすみ鉄道 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大原駅 | 11.9万/坪 (57.0年/133坪) | 35.9万/坪 (31.4年/129坪) | 26.3万/坪 (33.4年/155坪) |
| 西大原駅 | - | 6.6万/坪 (33.8年/309坪) | 53.7万/坪 (32.5年/103坪) |
| 上総東駅 | 25.6万/坪 (36.0年/210坪) | 20.1万/坪 (43.5年/296坪) | - |
| 新田野駅 | - | - | 40.1万/坪 (26.0年/281坪) |
| 国吉駅 | 20.2万/坪 (23.0年/99.8坪) | 25.0万/坪 (30.3年/215坪) | 30.6万/坪 (35.5年/176坪) |
| 上総中川駅 | 5.1万/坪 (35.0年/112坪) | 21.2万/坪 (31.8年/174坪) | 16.0万/坪 (46.5年/380坪) |
| 城見ケ丘駅 | - | 43.8万/坪 (40.9年/233坪) | 92.6万/坪 (6.0年/142坪) |
| 大多喜駅 | - | 16.0万/坪 (32.5年/74.1坪) | 36.5万/坪 (33.6年/155坪) |
| 小谷松駅 | - | - | - |
| 東総元駅 | - | - | - |
| 久我原駅 | - | - | |
| 総元駅 | - | - | 1.3万/坪 (47.3年/40.8坪) |
| 西畑駅 | - | - | 16.5万/坪 (26.0年/54.5坪) |
| 上総中野駅 | 4.6万/坪 (74.1年/514坪) | 25.2万/坪 (30.1年/98.3坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上総東駅 25.6 万/坪(昨年同期比 +27.8 ％)
上総東駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +27.8％( +5.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 43.5年から -17.2 ％減)。平均土地面積は 210.2 坪 (昨年 296.5 坪から -29.1 ％減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 43.9 坪から -44.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 43.5 年 → 2025年 36.0 年、-17.2 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
上総中野駅 4.6 万/坪(昨年同期比 -81.8 ％)
上総中野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -81.8％( -20.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 74.1年(昨年 30.1年から +145.6 ％増)。平均土地面積は 514.3 坪 (昨年 98.3 坪から +423.1 ％増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 27.2 坪から +100.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 75.0 分 → 2025年 6.0 分、-92.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 30.1 年 → 2025年 74.1 年、+145.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示