物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2025年
2025年1月3月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2025年1月〜3月期の秩父本線 (羽生駅三峰口駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.2万円/坪(14.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +0.8%( +0.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 75 件(1年前(2024年)に比べて -79.3%( -288件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 25.4年(昨年 24.6年から +3.3 %増)。平均土地面積は 65.0 坪 (昨年 78.8 坪から -17.5 %減)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 38.3 坪から -15.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。持田駅武川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは寄居駅で昨年に比べ +648.0 %、坪単価は 163 万円/坪となった。

上位 2 駅(寄居駅持田駅)は +349.0 %(坪単価 +79.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大野原駅小前田駅)は -87.2 %(坪単価 -45.0 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 30.1 % → 2025年 30.1 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.1 % → 2025年 30.1 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 7.3 % → 2025年 1.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった寄居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 163万円/坪(49.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +648.0%( +140.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった大野原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.2万円/坪(1.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -89.7%( -36.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

秩父本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
秩父本線現状(2025)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
羽生駅44.2万/坪
(31.2年/85.9坪)
44.7万/坪
(25.9年/85.4坪)
53.7万/坪
(20.7年/76.8坪)
西羽生駅-26.4万/坪
(22.8年/60.5坪)
17.4万/坪
(32.3年/94.5坪)
新郷駅12.5万/坪
(39.5年/35.5坪)
25.0万/坪
(27.1年/91.2坪)
31.8万/坪
(25.7年/64.7坪)
武州荒木駅13.2万/坪
(54.0年/127坪)
33.1万/坪
(0年/290坪)
33.2万/坪
(49.5年/53.7坪)
東行田駅59.0万/坪
(12.6年/60.8坪)
51.4万/坪
(13.7年/63.6坪)
45.5万/坪
(21.5年/73.7坪)
行田市駅36.0万/坪
(25.7年/44.9坪)
38.5万/坪
(29.1年/79.1坪)
42.9万/坪
(22.8年/81.4坪)
持田駅51.7万/坪
(16.0年/57.5坪)
34.5万/坪
(31.2年/55.0坪)
26.0万/坪
(31.8年/66.1坪)
ソシオ流通センター駅-7.6万/坪
(50.3年/96.0坪)
41.5万/坪
(23.6年/44.2坪)
熊谷駅48.0万/坪
(24.0年/66.3坪)
55.9万/坪
(25.4年/68.2坪)
56.2万/坪
(21.4年/75.6坪)
上熊谷駅-45.2万/坪
(28.3年/49.9坪)
-
石原駅57.9万/坪
(12.0年/45.6坪)
70.5万/坪
(19.7年/41.1坪)
42.7万/坪
(33.4年/44.4坪)
ひろせ野鳥の森駅-44.0万/坪
(18.5年/49.9坪)
70.6万/坪
(8.8年/53.4坪)
大麻生駅---
明戸駅--0.28万/坪
(43.3年/63.5坪)
武川駅62.4万/坪
(8.0年/75.6坪)
44.9万/坪
(24.3年/90.3坪)
64.1万/坪
(9.1年/64.4坪)
永田駅-31.5万/坪
(30.2年/145坪)
24.6万/坪
(36.3年/35.5坪)
小前田駅9.7万/坪
(35.0年/49.9坪)
63.2万/坪
(10.8年/127坪)
62.5万/坪
(11.4年/63.1坪)
桜沢駅-47.4万/坪
(14.8年/94.8坪)
44.2万/坪
(27.4年/93.8坪)
寄居駅163万/坪
(36.0年/105坪)
21.7万/坪
(46.4年/112坪)
18.3万/坪
(42.0年/110坪)
波久礼駅-13.8万/坪
(0年/157坪)
24.1万/坪
(43.8年/131坪)
樋口駅---
野上駅52.5万/坪
(19.8年/66.6坪)
16.9万/坪
(41.0年/119坪)
長瀞駅-27.1万/坪
(38.2年/62.8坪)
-
上長瀞駅---
親鼻駅-19.8万/坪
(28.7年/103坪)
94.5万/坪
(73.0年/98.0坪)
皆野駅-19.0万/坪
(34.0年/105坪)
18.7万/坪
(28.3年/124坪)
和銅黒谷駅-39.2万/坪
(26.5年/43.1坪)
36.8万/坪
(39.3年/112坪)
大野原駅4.2万/坪
(43.7年/53.9坪)
40.7万/坪
(22.6年/116坪)
41.4万/坪
(20.7年/87.3坪)
秩父駅52.5万/坪
(19.0年/62.0坪)
55.6万/坪
(46.5年/126坪)
27.6万/坪
(34.8年/87.7坪)
御花畑駅-59.3万/坪
(18.3年/60.0坪)
67.9万/坪
(19.6年/66.3坪)
影森駅-43.9万/坪
(32.9年/169坪)
76.6万/坪
(12.6年/104坪)
浦山口駅-8.3万/坪
(41.5年/93.8坪)
-
武州中川駅---
武州日野駅--21.1万/坪
(47.0年/110坪)
白久駅-12.9万/坪
(32.8年/129坪)
4.1万/坪
(34.6年/49.9坪)
三峰口駅-7.5万/坪
(47.3年/87.7坪)
36.0万/坪
(31.8年/133坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

寄居駅162.5 万/坪(昨年同期比 +648.0 %)

寄居駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 163万円/坪(49.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +648.0%( +140.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 36.0年(昨年 46.4年から -22.4 %減)。平均土地面積は 105.1 坪 (昨年 111.9 坪から -6.1 %減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 45.4 坪から -46.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2024年 46.4 年 → 2025年 36.0 年、-22.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.0 分 → 2025年 13.5 分、+92.9 %と大きく増加)

持田駅51.7 万/坪(昨年同期比 +50.1 %)

持田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.7万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +50.1%( +17.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -84.6%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 16.0年(昨年 31.2年から -48.6 %減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 55.0 坪から +4.4 %増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 33.0 坪から +5.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2024年 31.2 年 → 2025年 16.0 年、-48.6 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2024年 13.7 分 → 2025年 12.0 分、-12.2 %と減少)

大野原駅4.2 万/坪(昨年同期比 -89.7 %)

大野原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.2万円/坪(1.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -89.7%( -36.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 43.7年(昨年 22.6年から +93.6 %増)。平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 116.0 坪から -53.5 %減)。平均建物面積は 21.9 坪 (昨年 31.4 坪から -30.2 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 44.4 % → 2025年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 22.6 年 → 2025年 43.7 年、+93.6 %と大きく増加)

小前田駅9.7 万/坪(昨年同期比 -84.6 %)

小前田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -84.6%( -53.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -83.3%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 35.0年(昨年 10.8年から +223.0 %増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 126.5 坪から -60.6 %減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 33.3 坪から -22.7 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 10.8 年 → 2025年 35.0 年、+223.0 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.8 分 → 2025年 28.0 分、+88.8 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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