【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜12月期のわたらせ渓谷鐵道線 (桐生駅～神戸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.5万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -19.7％( -5.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 88 件(１年前(2023年)に比べて +7.3％( +6件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 38.9年(昨年 30.9年から +26.0 ％増)。平均土地面積は 103.2 坪 (昨年 94.3 坪から +9.5 ％増)。平均建物面積は 56.8 坪 (昨年 39.8 坪から +42.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。運動公園駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは下新田駅で昨年に比べ +124.0 ％、坪単価は 63.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(下新田駅、運動公園駅)は +81.5 ％(坪単価 +25.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上神梅駅、水沼駅)は -76.1 ％(坪単価 -7.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 40.8 ％ → 2024年 31.6 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.4 ％ → 2024年 2.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 30.9 年 → 2024年 38.9 年、+26.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 38.0 ％ → 2024年 52.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 15.5 ％ → 2024年 9.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下新田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.5万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +124.0％( +35.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上神梅駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.06万円/坪(0.02万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -95.9％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| わたらせ渓谷鐵道線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 桐生駅 | 21.9万/坪 (43.8年/108坪) | 23.6万/坪 (33.8年/91.5坪) | 25.5万/坪 (40.1年/106坪) |
| 下新田駅 | 63.5万/坪 (2.8年/60.5坪) | 28.3万/坪 (20.3年/98.3坪) | - |
| 相老駅 | 23.2万/坪 (35.7年/89.4坪) | 41.4万/坪 (25.0年/88.9坪) | 41.0万/坪 (28.3年/87.9坪) |
| 運動公園駅 | 53.5万/坪 (16.3年/52.2坪) | 38.5万/坪 (33.4年/194坪) | 25.7万/坪 (23.0年/59.0坪) |
| 大間々駅 | 27.4万/坪 (26.9年/90.6坪) | 33.1万/坪 (40.3年/103坪) | 42.2万/坪 (12.8年/90.4坪) |
| 上神梅駅 | 1.4万/坪 (42.5年/124坪) | 34.1万/坪 (29.8年/120坪) | |
| 本宿駅 | - | - | - |
| 水沼駅 | 11.0万/坪 (16.8年/198坪) | 25.2万/坪 (22.8年/84.7坪) | 25.0万/坪 (26.8年/333坪) |
| 花輪駅 | - | 3.9万/坪 (48.0年/133坪) | - |
| 中野駅 | - | - | - |
| 神戸駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下新田駅 63.5 万/坪(昨年同期比 +124.0 ％)
下新田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.5万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +124.0％( +35.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 2.8年(昨年 20.3年から -86.4 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 98.3 坪から -38.5 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 52.9 坪から -28.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 20.3 年 → 2024年 2.8 年、-86.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.0 分 → 2024年 15.0 分、+200.0 ％と大きく増加)
運動公園駅 53.5 万/坪(昨年同期比 +39.1 ％)
運動公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.5万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +39.1％( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 16.3年(昨年 33.4年から -51.3 ％減)。平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 194.4 坪から -73.2 ％減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 43.9 坪から -29.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.4 年 → 2024年 16.3 年、-51.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.0 分 → 2024年 20.0 分、-20.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
上神梅駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -95.9 ％)
上神梅駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.06万円/坪(0.02万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -95.9％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 36.0年(昨年 42.5年から -15.3 ％減)。平均建物面積は 178.5 坪 (昨年 36.3 坪から +391.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 42.5 年 → 2024年 36.0 年、-15.3 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 28.0 分 → 2024年 16.0 分、-42.9 ％と大きく減少)
水沼駅 11.0 万/坪(昨年同期比 -56.3 ％)
水沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -56.3％( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 22.8年から -26.4 ％減)。平均土地面積は 198.1 坪 (昨年 84.7 坪から +133.9 ％増)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 16.6 坪から +9.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 22.8 年 → 2024年 16.8 年、-26.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 120.0 分 → 2024年 105.0 分、-12.5 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示