物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2025年第2四半期
2025年4月6月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2025年4月〜6月期の関東鉄道常総線 (取手駅下館駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.2万円/坪(17.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +5.1%( +2.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 86 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -43件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.7年(昨年 24.2年から -14.4 %減)。平均土地面積は 85.6 坪 (昨年 97.8 坪から -12.5 %減)。平均建物面積は 38.5 坪 (昨年 50.1 坪から -23.1 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。取手駅寺原駅戸頭駅小絹駅石下駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは三妻駅で昨年に比べ +130.7 %、坪単価は 33.1 万円/坪となった。

上位 2 駅(三妻駅新取手駅)は +129.4 %(坪単価 +26.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(北水海道駅水海道駅)は -70.2 %(坪単価 -35.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2024年 24.2 年 → 2025年 20.7 年、-14.4 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 32.8 % → 2025年 23.5 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 25.4 % → 2025年 20.0 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 7.9 % → 2025年 2.7 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 1.6 % → 2025年 1.2 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった西取手駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +125.2%( +52.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった水海道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -63.4%( -12.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

関東鉄道常総線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
関東鉄道常総線現状(2025)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
取手駅82.5万/坪
(11.8年/62.8坪)
59.1万/坪
(22.3年/103坪)
58.2万/坪
(23.2年/53.0坪)
西取手駅94.5万/坪
(0.25年/42.4坪)
41.9万/坪
(38.6年/37.3坪)
50.5万/坪
(27.8年/58.6坪)
寺原駅55.1万/坪
(12.5年/82.3坪)
44.7万/坪
(37.3年/118坪)
-
新取手駅62.6万/坪
(11.3年/43.4坪)
27.4万/坪
(27.3年/36.3坪)
73.8万/坪
(13.1年/65.5坪)
ゆめみ野駅92.3万/坪
(9.8年/84.7坪)
-50.7万/坪
(33.6年/43.9坪)
稲戸井駅41.6万/坪
(30.9年/49.0坪)
43.8万/坪
(30.8年/60.2坪)
45.5万/坪
(17.3年/47.6坪)
戸頭駅60.7万/坪
(24.6年/60.0坪)
49.4万/坪
(29.5年/62.6坪)
46.5万/坪
(40.1年/49.9坪)
南守谷駅84.6万/坪
(12.3年/47.9坪)
94.7万/坪
(17.8年/66.9坪)
85.4万/坪
(19.3年/54.1坪)
守谷駅50.1万/坪
(30.0年/85.5坪)
82.1万/坪
(16.9年/81.1坪)
89.2万/坪
(20.1年/70.9坪)
新守谷駅55.6万/坪
(29.9年/64.5坪)
74.6万/坪
(17.1年/62.9坪)
73.1万/坪
(13.5年/62.4坪)
小絹駅62.1万/坪
(21.8年/59.4坪)
49.0万/坪
(32.9年/130坪)
53.5万/坪
(28.3年/59.4坪)
水海道駅7.1万/坪
(53.3年/49.9坪)
19.5万/坪
(42.4年/178坪)
7.3万/坪
(41.3年/32.5坪)
北水海道駅17.5万/坪
(36.8年/93.0坪)
76.0万/坪
(0.25年/78.7坪)
45.2万/坪
(26.3年/46.9坪)
中妻駅---
三妻駅33.1万/坪
(51.3年/575坪)
14.3万/坪
(32.3年/117坪)
-
南石下駅8.3万/坪
(40.3年/54.5坪)
-76.0万/坪
(0.25年/81.7坪)
石下駅58.0万/坪
(15.0年/138坪)
45.9万/坪
(32.3年/132坪)
31.2万/坪
(13.8年/178坪)
玉村駅-2.4万/坪
(44.3年/78.7坪)
3.8万/坪
(33.3年/130坪)
宗道駅49.9万/坪
(12.9年/268坪)
75.1万/坪
(17.3年/42.4坪)
5.4万/坪
(67.3年/424坪)
下妻駅40.6万/坪
(18.1年/92.8坪)
51.2万/坪
(12.5年/87.6坪)
37.1万/坪
(25.9年/94.8坪)
大宝駅-30.3万/坪
(25.8年/254坪)
78.7万/坪
(0.25年/109坪)
騰波ノ江駅0.28万/坪
(49.3年/45.4坪)
--
黒子駅-51.4万/坪
(25.3年/230坪)
19.4万/坪
(34.1年/150坪)
大田郷駅-5.8万/坪
(42.3年/46.9坪)
8.3万/坪
(27.3年/151坪)
下館駅37.8万/坪
(15.3年/40.8坪)
43.3万/坪
(26.0年/115坪)
39.0万/坪
(19.2年/70.5坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

三妻駅33.1 万/坪(昨年同期比 +130.7 %)

三妻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.1万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +130.7%( +18.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 51.3年(昨年 32.3年から +58.9 %増)。平均土地面積は 574.8 坪 (昨年 117.5 坪から +389.3 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 136.9 坪から -73.5 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 32.3 年 → 2025年 51.3 年、+58.9 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 11.3 分 → 2025年 30.0 分、+164.7 %と大きく増加)

新取手駅62.6 万/坪(昨年同期比 +128.2 %)

新取手駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.6万円/坪(18.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +128.2%( +35.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 11.3年(昨年 27.3年から -58.7 %減)。平均土地面積は 43.4 坪 (昨年 36.3 坪から +19.4 %増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 28.0 坪から +13.5 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2024年 27.3 年 → 2025年 11.3 年、-58.7 %と大きく減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 66.7 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.8 分 → 2025年 10.3 分、+53.1 %と大きく増加)

北水海道駅17.5 万/坪(昨年同期比 -76.9 %)

北水海道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.5万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -76.9%( -58.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 36.8年(昨年 0.3年から +14491.3 %増)。平均土地面積は 93.0 坪 (昨年 78.7 坪から +18.3 %増)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 30.3 坪から +42.5 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 6.0 分 → 2025年 1.0 分、-83.3 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 0.3 年 → 2025年 36.8 年、+14491.3 %と大きく増加)

水海道駅7.1 万/坪(昨年同期比 -63.4 %)

水海道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -63.4%( -12.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 53.3年(昨年 42.4年から +25.6 %増)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 178.0 坪から -72.0 %減)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 62.9 坪から -68.7 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 42.4 年 → 2025年 53.3 年、+25.6 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.1 分 → 2025年 20.0 分、+41.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 71.4 % → 2025年 100.0 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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