この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期のJR鹿島線 (潮来駅~鹿島サッカースタジアム駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.1万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -19.8%( -9.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2024年)に比べて +41.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 20.1年から +8.4 %増)。平均土地面積は 94.2 坪 (昨年 95.4 坪から -1.3 %減)。平均建物面積は 35.4 坪 (昨年 64.0 坪から -44.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。鹿島神宮駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは鹿島神宮駅で昨年に比べ -14.3 %、坪単価は 44.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(潮来駅)は +1.9 %(坪単価 +0.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鹿島神宮駅)は -14.3 %(坪単価 -7.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 50.9 分 → 2025年 30.4 分、-40.4 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 58.3 % → 2025年 52.9 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 23.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鹿島神宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.3万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -14.3%( -7.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった潮来駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.4万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +1.9%( +0.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて +500.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR鹿島線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 潮来駅 | 32.4万/坪 (23.1年/98.3坪) | 31.8万/坪 (25.3年/185坪) | 48.2万/坪 (38.3年/110坪) |
| 延方駅 | - | - | - |
| 鹿島神宮駅 | 44.3万/坪 (21.1年/92.0坪) | 51.6万/坪 (19.6年/86.5坪) | 39.1万/坪 (26.3年/113坪) |
| 鹿島サッカースタジアム駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
潮来駅 32.4 万/坪(昨年同期比 +1.9 %)
潮来駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.4万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +1.9%( +0.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて +500.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 25.3年から -8.6 %減)。平均土地面積は 98.3 坪 (昨年 184.5 坪から -46.7 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 40.8 坪から -25.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 120.0 分 → 2025年 23.4 分、-80.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 83.3 %)
鹿島神宮駅 44.3 万/坪(昨年同期比 -14.3 %)
鹿島神宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.3万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -14.3%( -7.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.1年(昨年 19.6年から +7.4 %増)。平均土地面積は 92.0 坪 (昨年 86.5 坪から +6.3 %増)。平均建物面積は 38.2 坪 (昨年 66.1 坪から -42.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 44.6 分 → 2025年 34.2 分、-23.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 54.5 % → 2025年 36.4 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.4 % → 2025年 27.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示